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「公認会計士」 × 「旅」というキャリア

こんにちは。公認会計士のSHIRAKIです。

数年前に公認会計士試験を合格し、王道とも言える監査法人でファーストキャリアをスタートさせ、現在も会計業界の業務に従事しております。

今回の記事では、公認会計士試験に合格し、監査法人で働く最大のメリットを活かして「旅」を楽しめ、という話をさせていただきます。

「公認会計士」や「監査法人」と一口に言っても、環境や忙しさは人それぞれで、法人や職階、担当するクライアントによっても様々です。
土日祝日問わず働かれている方には、当てはまらない話も多々あるかと思いますが、その点はご容赦ください。

今、「旅」をしておくという話

どうしてもおすすめしたい本

ここで一冊、皆様にどうしてもおすすめしたい本があります。
既に十分すぎるほど有名になっていますが、ビルパーキンスさん著の「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」という本です。

DIE WITH ZERO

結論は、全財産を使い切って死のう、という話ですが、私にとって、この話の核だと感じた内容は以下の2つです。

  • 今という時間は返ってこない

  • 人生は「経験」の合計である

私なりの解釈で順番に解説します。


(i) 今という時間は返ってこない

この本では、様々な形で「今」という時間の大切さを説いていますが、それらの一つに、やりたいことの「賞味期限」を意識するという話があります。

どんな経験でも“いつか自分にとって最後のタイミング”がやってきます。
大学生の自分、独身で気ままな暮らしをしている自分、幼子の親である自分、など。
これには、健康面、精神面、時間的余裕など、様々な観点での意味合いを含みます。各ステージできっと思い当たる話があるのではないでしょうか。

本の中ではこんな話があります。

"20代前半、ルールメイトだったジェイソンが、3ヶ月仕事を休み、借金をしてヨーロッパへのバックパック旅行に行くと言い出した。
筆者の地域では、あらっぽい取り立て手段がまかり通り、筆者は彼の身の安全と昇給の機会を逃すこと対して心配し、彼を引き留めようとしたが、彼は強行した。
数カ月後、旅を終えて戻ってきた彼は、再び働き始めたが、ヨーロッパでの体験談を聞いたり、写真を見せてもらっているうちに、彼が筆者よりもはるかに人生を豊かにしていることに気づいた、という。
数年後、一念発起して筆者もヨーロッパに旅に出たが、30代のタイミングでは既に遅すぎたという。20代の頃の彼と同じように、目新しいものを楽しむような感性や気力もなく、仕事上でも数年前より責任ある立場になったことで、何ヶ月も休暇を取るのは難しかった"

物事の賞味期限というのは、思うより短いのかもしれないのです。
あなたが経験できること、その経験の感じ方というのは、きっと「今」にしかないのかも。
そんなことを考えさせられました。


(ii) 人生は「経験」の合計である

この本では、経験を投資対象に見立てて「思い出の配当」と表現されていますが、時間や金をかけて何かを経験するのは、その瞬間を楽しむだけではなく、その後の人生で尽きることのない「配当」を与えてくれるという点が挙げられています。

スイス ツェルマット - 2023

数十年を生きてきた中で感じるのは、人生の最後に残るのはきっと思い出で、毎日、毎週の積み重ねを通して得られた経験の豊かさがきっと大事になってきます。

そしてできれば、今しかできないことにお金を使う、そのことに気持ち少し優先度を高めてみるのが最も大事なのかと。

前述の通りですが、十分な金を得たときには、既にそれができない年齢かもしれない、金を無駄にするのを恐れて人生の貴重な機会を逃すことが、金を浪費することより大きな問題だったりするのかもしれないな、とこの本を通じて改めて考えることができました。


監査法人は旅人にとっての聖地

監査法人では多くの方が在籍しています。

会計に関する業務を行っておりますので、会計オタクの方には絶好の活躍の場です。また、監査を生業としておりますので、監査が好きな方にも、もちろんおすすめです。

ただ、監査法人の特徴というのは、その業務内容以外にも、働き方にもあると思っています。

法人や働く環境によりますが、監査法人の若手は、(少なくとも私は)一般企業と比べて連休が多いです。

御存知の通り、一般的に監査業務では、繁忙期と閑散期がはっきりと別れており、閑散期には有給が取得しやすい雰囲気となっています。
繁忙期には、土曜日が強制出社日とされることも多いのですが、その分は、閑散期に法人の休みなどとして回してもらえる法人もあると聞きます。

また、夏季休暇や正月休みも長く設けられており、有給などをうまく活用することで3週間弱の休みを手にすることも夢ではありません。

イギリス オックスフォード - 2023

監査法人はブラック環境とも言われ、たしかに厳しい労働が続く時期もありますが、上記の通りメリハリがはっきりしていて、かつそのスケジュールが読みやすいということで、個人的にはとても恵まれた環境であると感じています。

この最大のメリットを活かす方法の一つが、「旅」です。

当初の話題に戻りますが、監査法人がおすすめな人材は、実は「会計オタク」や「監査オタク」だけではありません。
「旅オタク」こそ、監査法人に入社し、仕事もプライベートも充実させてもらいたいと自信を持って提唱します。

築地すし旅 -2023

公認会計士こそ「旅」をせよ

あぁだこうだと、これまで理屈を並べてきましたが、申し上げたいことは、公認会計士という資格を持ってして、旅を楽しまないのは本当にもったいないということです。

監査法人をベースに話を進めましたが、独立後はより柔軟に時間を捻出することも意識次第では可能だと言う話も聞きます。

私の周りでも多くの方が旅行好きで、長期休みの前には、どこに旅行に行こうかという話で持ちきりです。
私も昨年は4カ国ほど旅行に行ってきました。
得られた経験や、話のネタ、幸福度は、何物にも代えがたい、貴重な経験だったなと感じます。

イギリス カバードマーケット -2023

これは批判のある意見かもしれませんが、数カ月後の忙しさが読めないから、旅行は入れられないなどという考え方は本当にもったいないなと感じてしまいます。
あなたは所詮雇われ労働者で、与えられた休日に、必要以上の責任感や不安を感じる必要はありません。
旅行の予定を入れて、休むと決めたら休むんです(笑)
結果としてどんなに忙しくなっても、その旅行自体を後悔はしないと思います。

マレーシア ランカウイ -2023

目の前の仕事や漠然とした将来の不安のせいで、必要以上に仕事に身を捧げすぎたり、お金を貯めようとするのはもったいないです。

「今」という時間はもう返ってきません。


最後までお読みいただきましてありがとうございます。
この記事が皆様の人生やキャリアに少しでもお役に立てれば幸いです。

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引き続き、様々と情報を発信していきます。


SHIRAKI 【公認会計士】
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