上級心理カウンセラー⑦

皆さんのおかげでなかなかの好評をいただいておりますシリーズ！
上級心理カウンセラー⑦

今回は、その中の手法でもあります、ソリューションフォーカスアプローチについてご紹介したいと思います。
※私のアウトプットも兼ねておりますので、温かい目で見てやって下さい。

ソリューションフォーカスアプローチ

ソリューションフォーカスアプローチは、問題解決に焦点を当てたカウンセリング手法です。
このアプローチは、クライアントが過去の問題にとらわれるのではなく、未来の目標や解決策に目を向けることを重視します。

ソリューションフォーカスアプローチの基本原則

1. 目標設定
   カウンセラーは、クライエントの良い所（長所）既に持っている力に着目し、クライエントを勇気付けながらクライエントが困っている事に向かい合っていく心理療法です。
   

2. リソースの発見
   クライアントが既に持っている強みや資源を見つけ出し、それを活用する方法を考えます。
   

3. 小さな変化の積み重ね
   小さな変化を積み重ねることで、大きな進展を目指します。小さな成功体験が自信を育てるのです。
   

4. 未来志向
   過去の問題よりも、未来の目標や理想の状態に焦点を当てます。

質問や対話方法

ソリューションフォーカスアプローチではクライエントに対する質問方法に特性があります。
これはカウンセリングだけでなく、日常のコミュニケーションにも使う事が出来ます。

１.オープンクエスチョン
質問の回答がＹＥＳ・ＮＯで回答できるものではなく、文章で回答する質問にする事で、相手からの情報量を増やしつつ、多くの主張をしてもらう事で、クライエントに満足感を与える事ができます。

２.ミラクル・クエスチョン
「もし奇跡が起きたとしたら？」想像してもらう質問方法で、自身の状態に対し，より 良いゴール像を抱かせるための質問技法となります。

３.コーピング・クエスチョン
「今までにどんな対処法が役立ちましたか？」と質問する事により、クライエントの問題対処力を理解します。

４.スケーリング・クエスチョン
クライエントの気分や状態を数値化してもらう質問で、「０～１０の目盛りがあるとして、１０が一番良い状態だとしたら、今の状態はどれくらい？」と質問する事で、クライエントの状態を把握する手法となります。

上級心理カウンセラー資格での応用

上級心理カウンセラーは、クライアントの多様なニーズに対応するために、ソリューションフォーカスアプローチを活用しています。

1. 個別カウンセリング

上級心理カウンセラーは、個別のカウンセリングセッションでクライアントと協力し、目標設定と進捗確認を行います。クライアントが自分自身の力で解決策を見つけ出す手助けをします。

2. グループセッション

グループセッションでは、参加者が互いにサポートし合いながら、目標に向かって取り組む環境を提供します。これにより、個々の強みを引き出し、共同で解決策を見つけることができます。

3. ワークショップやセミナー

ソリューションフォーカスアプローチに基づくワークショップやセミナーを開催し、多くの人々がこの手法を学び、自分自身や他人の問題解決に役立てることができます。

ソリューションフォーカスアプローチのメリット

• 迅速な結果
  問題解決に直接取り組むため、比較的短期間で成果を感じやすい。
  

• ポジティブな視点
  未来の可能性に目を向けることで、希望や前向きな気持ちを育てる。
  

• 自己効力感の向上
  自分自身の力で解決策を見つけ出す経験が、自信を高める。

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まとめ

ソリューションフォーカスアプローチは、上級心理カウンセラー資格を持つ専門家にとって強力なツールです。
このアプローチを用いることで、クライアントは自分の目標を達成し、前向きな変化を実現することができます。

この手法の中には、日常で使えるコミュニケション方法もあるので、参考にしていただければと思います。

おまけ

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