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前提条件の盲点

ここまで何回かに分けてペダリングのことに触れてきた。しかしそこには大きな落とし穴がある。前提条件 の落とし穴だ。 例えば誰でも乗るであろうママチャリを乗るときにはサドルの高さとかペダリングがどうのこうの言う人はいないと思う。しかし日本はママチャリ文化が根強いのだ。町中を走るママチャリやクロスバイクなどフラペの人のペダリングを観察してみればいい。見てみると意外に無頓着に踏んでおり、ロードバイクのように母指球をペダル軸に乗せて踏んでいる人はほぼ皆無だ。 皆、土踏まずとか母指球

    • 力のいらないペダリング(結論)

      好きしていただいた皆様、ありがとうございます。結論なら申しますと力のいらないペダリングなど存在しません。それは人間のような錯覚であり、本来大腿四頭筋を思いっきり使うはずの場面でその太もものパワーを使わずに自分の自重を最大限活用することで力がいらないと錯覚したものです。 私は良く友人などと走って65km位を目安に走ることがありました。周囲からは化け物とか言われていました。その話を信じられなかった私の弟は原付スクーターで追いかけてきましたがかれが60km全開で走っているのに離れ

      • ペダリングの極意?!

        ここまで何度かペダリングの極意を書いてきた。私は下剤身体障害者で要溢血の患者でもある。結論から言えば本来はママチャリに乗ることさえ困難な体。ましてロードバイクなど乗ることはできないはずの体である。 麻痺した左半身は右半身の10%ほどの力しか無くバランスを取るのも難しい。 それではここで問題。その身体障害者の私は昔のペダリング技術で平坦路を一体何キロ出すことができたか? 答えは57kmである。これは15音振りに乗った初めての時の記録であり、現在は60kmを超える可能性は大

        • ノウハウコレクターは正しい行為だが昇華するのは自分だ

          冬将軍。ロードバイク山下塾、ペダリングコーチフランキータケ、shimojiman、などノウハウを伝えるチャンネルは数多いが山下さんは元マトリクス・パワー・タグのプロであり、フランキータケさんは元競輪選手、shimojimanさんも那須ブラーゼンの元プロであり、実績のある方々。しかしその他のYouTuberは雑誌やネット情報の焼き増しに過ぎず、実体に乏しいスカスカなものが多い。 これらのサイトを登録はしているが基本的に更新されれば必ず視聴するほどのファンではない。彼らは彼らの

        前提条件の盲点

          ペダリングの極意(でもない。)

          なぜ極意でもないのに書くのか、それは人それぞれの他近くやパワーなどによるし、更にその人が目指す目標にも左右されるからでえる。 私のペダリングのノウハウを伝えたとしても私と同じ背筋力300kgあり、初めてやったベンチプレスで130kgを持ち上げて友人を驚かしたようなパワーがあるとは思えない。更に体格もよく体重もヘビー級の私の軽くと非力な人の軽くは大きく違う。 しかし最近有名選手のペダリングの秘密がだいぶわかってきた。2016年にツールドフランドルでカンチェラーラを振り切り独

          ペダリングの極意(でもない。)

          ロードバイク、ペダリングの極意。

          身体障害者になって身体の自由が効かず、筋力がなくなったことでわかったこともある。元ブリヂストンアンカーで現在バルバレーシング所属の井上和郎さんはペダリングは背骨の力を使ってするものとブログで書いているがそれを読み一つの仮説が浮かんだ。 昔常人離れしたパワーで走り続けられたのは持って生まれた強靭な背筋力のおかげだと思う。中学3年生で275kgあった。自転車に乗って腰が痛くなったことなどなかった。普通の人よりパワーがあるのだから半分の力でも十分だと気がついてセーブして走るように

          ロードバイク、ペダリングの極意。

          ペダリング考

          いかに太ももの力を使わないペダリングをするかみんな必死に探しているようだ。私は人よりも長く高速で走れる能力が有り、インターハイ2位の記録を持つFくんも置き去りにした。そのペダリングの謎だがある意味私にしかできない。そう言ってしまえば元も子もないが私の体重は95kg。 背筋力300kg、握力90kg、50m走は6.4秒という化け物と言われた無茶苦茶な体力の私だったか持久力だけはなかった。そして私をロード沼にはめた友人は若干の持久力が有り体重がスリムだった。なので長く走っている

          ペダリング考

          時代は進んだのか?

          カンピニシモ(王者の中の王者)と呼ばれるサイクリスト、ファウストコッピ、シジョウハツのツール・ド・フランス5勝を達成したジャックアンクティル、史上最強のサイクリスト、エデイメルクスのペダリングなどをよく観察するともちろん道具の進化や流行りなどもあるが皆脚が長いことに気づく。やはりサイクリストは足の筋肉量の多い人が強い当たり前の結末。 最近は富士ヒルなど人気があるが昔すでに引退して20年近く経つ超人エディメルクスが富士スバルラインを登る企画が雑誌であり、ズボンをレーサーパンツ

          時代は進んだのか?

          竹谷賢二さんと堂城賢さん。

          乙針の共通項はMTB海苔でもあり、ロードバイクにも乗られるということ。滑りやすい山の林道を高速でバランスよく走るお二人の共通項は自転車の真ん中に乗ること。一番バランスがよくどのような状態にも対処しやすい。 現在のロードバイク界を席巻している選手は皆、シクロクロスのチャンピオン経験者のワウトファンアールト、タデイポガチャル、マテューファンデルプールの3名。つまりシクロクロスは強い心肺機能、高出力のペダリングを続けられる能力が高いと言うことが証明された。なので私もいずれもオフロ

          竹谷賢二さんと堂城賢さん。

          力のいらないペダリング

          なんだかあちこちの意見を聞きかじっただけのYoutuberなどもいてどうも本当の感覚とは違うと思う。ネットで流れるノウハウはほとんどが他人が発表しているものと同じ。自分で体現できているエビデンスはない。私は基本的に実績こそがエビデンスと思い書籍を読むことをしている。 まずは少しサドルに先乗りしてブラケットやハンドルに荷重した力を抜きペダルに力を伝達する方法。これは【ヤマメの学校)の堂城賢さんの意見のパクリだろう。堂城さんは皆が見守る目の前でいと簡単に急坂を登ったり下ったり自

          力のいらないペダリング