ノウハウコレクターは正しい行為だが昇華するのは自分だ

冬将軍。ロードバイク山下塾、ペダリングコーチフランキータケ、shimojiman、などノウハウを伝えるチャンネルは数多いが山下さんは元マトリクス・パワー・タグのプロであり、フランキータケさんは元競輪選手、shimojimanさんも那須ブラーゼンの元プロであり、実績のある方々。しかしその他のYouTuberは雑誌やネット情報の焼き増しに過ぎず、実体に乏しいスカスカなものが多い。

これらのサイトを登録はしているが基本的に更新されれば必ず視聴するほどのファンではない。彼らは彼らの経験を話しているだけで丸ごとマネは出来ないからだ。しかしたまにタイミングが合うと非常に新鮮な情報に出会うことがある。それはヤマメ工房の常城さんのページも同じであるが、背中をまっすぐにしてハンドルを遠くにセッティングすれば自動的にペダリングできるかと言えばそんなことはない。

例えば私はクロモリのロードバイクにもう37年乗っていてカーボンのバイクでリアスプロケットが12段などのものには乗ったことはない。34Tなんてギヤは想像も出来ない。なので古いジャックアンクティエル、エディ・メルクスなど同じ時代に作られたロードで活躍した選手のセッティングやペダリングをみている。最近の有力選手、ポガチャル、マチュー、ワウト、レムコなど素晴らしい成績を残す選手を見ることはあるが根幹の条件であるロードバイクの作りが全く違うので真似をする意味は薄い。しかし、時代によって変化する部分と不変の部分というものが必ず存在するのでその本質部分を的確に捉えて自分に落とし込むのは大切なことであると思う。

例えば山下塾の山下校長はやたらというのがやはり大腿四頭筋を可能な限り使わず、ハムストリングスによるペダリングをすること。これはアマチュアの知ったかぶりチャンネルでも言っているほど当たり前の話だがその本質にあるものは一体何なのか同発動すれば使えるのか落とし込んでいる人はほぼいない。

私はゴルフのドラコン競技で一応、日本で一番大きな予選会で優勝し、全日本本戦に出場経験があるがノウハウを人に教えても無駄なことを知っている。昔の人は「何でも聞くのではなく、目で見て盗め」とよく言った。これはゴルフやサイクリングの世界だけでなく要は自分に落とし込めということ。

では、最後に2023年の私の落とし込んだノウハウの一番大きなものをお伝えして終わりにする。

常に自転車の真ん中に乗り、前後のタイヤに均等に荷重をかけるように走る。

これが自覚できればACHIRあこちらに散らばっている様々なノウハウの意味も同時にわかるはずです。

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