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南八ッ②峰の松目


八ヶ岳の森

オーレン小屋から歩き出す。小屋から硫黄岳へは夏沢峠を経由する道もあるが今回は久しぶりに峰の松目を登るのが目的地のひとつのため赤岩の頭方面に向かっていく。
八ヶ岳らしい濃い樹林帯と美しい苔の道を歩いて行く。

樹林帯の道
分岐を峰の松目へ

南八ヶ岳と北八ヶ岳は正反対の山とよく表現される。
「岩稜帯の南に対して樹林帯と池の北」
「情熱的な前者に対して瞑想的な後者」
それが八ヶ岳の魅力でもあり、もちろんその通りではあるが標高2500mまでの樹林帯に関して言えばやはり同じ火山列、同じ山である。
南八ッの苔の森も、苔で有名な北八ッに匹敵する美しさを持つ素敵な森である。

八ヶ岳の森
美しい苔と登山道

峰の松目

やがて分岐となり峰の松目方面に向かう。
峰の松目とは山の名前である。
標高2568m、硫黄岳から西に延びる尾根上のピーク。
分岐からはトラバース気味に登り稜線からはなかなかの急斜面を登っていく。
辿り着いた山頂は濃い樹林の中。

道中から見る峰の松目
山頂

「八ヶ岳の伝説」では背くらべをする富士山と八ヶ岳に水裁判をするのが峰の松目の如来様。ロマンの山、峰の松目に登れば八ヶ岳が一望できるとあるが今は濃い樹林の山頂。大昔は樹林がなく大展望だったという事であろうか。

赤岩への道

次なる目的地、赤岩の頭へと向かう。峰の松目を分岐まで降り、稜線を登って行く。道中、樹林越しに南八ッの峰々が顔を出し近づいているのが実感できる。

硫黄岳方面
昭和チックな看板
樹林越しの南八ッ

さらに登っていくと森林限界となり、いよいよ主役達が現れる。
赤岳、阿弥陀岳、横岳etc。
圧巻の絶景、これが南八ヶ岳。
赤岩の頭へはあと少し。

現れた主役達
峰の松目、右奥は諏訪湖


続く
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