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からだの声をきく

秋は美味しいものがいっぱい。
ついつい台所しごとを頑張りすぎたのか、左肘に違和感が出しまいました。
痛めて動かせない程ではなく、少しコキコキする程度の違和感。気にはなりながらも手を止める訳にはいかないので台所しごとを続けていました。
そんなとき、普段は何も意識してこなかった手の動き、肘の使い方、肩の動かし方を少し意識しながら私はあることに気が付きました。

「左手は右手の補助(サポート)を常々している」ということです。
右手が利き手の人の場合、包丁を持つのも、鍋やフライパンの中を混ぜたり、食器を洗うときのスポンジを持っているのも、ほぼ右手だと思います。
その間、左手は一体何をしているでしょうか?
そうです。切るものを押さえる、重たい鍋を動かないように支える、スポンジで洗う食器を持ってあげること。常に右手の補助をしています。
まるでエースであるピッチャーを支えるキャッチャー的な存在。左手は黙って支えて頑張っているんです。
「もう助けて!」と私の身体に信号を痛みであったり、違和感という信号を使って伝えてくれているんです。

そんなときに必要なとこはその信号に気がついてあげること。
そして「頑張ってくれていつもありがとう」と声をかけてあげること。
ゆっくりとなでてあげること。
頑張り過ぎて緊張している場所を1日5分。
いや、3分でも良いので優しく手を当ててあげる。
感謝をいっぱいいっぱい伝えてあげる。
毎日毎日感謝を伝え続ける。
そうすると必ず身体は緩んでくる。
頑張り過ぎた緊張がほぐれてきて、痛みなんかなくなってしまいます。
「愛・感謝」が身体に伝わるんですね。

大切なことは自分の身体は自分のもの、自分の好きなように使えば良いと考えず、与えてもらった身体だということを意識することです。
「使わせてくれて、助けてくれてありがとう」とたくさんたくさんありがとうを伝えること。

多くの人の身体の使い方は頑張り過ぎ、身体にギチギチに力が入り過ぎています。頑張りのエネルギーがたくさん集まり過ぎています。

身体の使い方のコツは、
しっかり緩ませること。
力を抜くこと。
やさしい声をかけてあげること。
感謝を伝えること。

優しくなでてありがとうを伝えていたら、私の肘の違和感もどこへやらいってしまったようです。
そんなことを教えてもらった秋の台所しごとでした。


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