西条うらら

こんにちは、小学4年生の西条うららです、うららが思ったことを文字にします、読んでくれる…

西条うらら

こんにちは、小学4年生の西条うららです、うららが思ったことを文字にします、読んでくれると嬉しいです

最近の記事

一首評 大森静佳

私の中でこの歌は、歌集カミーユで1番好きなものだから、多分失敗するけど評をしようと思います。 短歌を作る上で本当のことを言おうとすればするほど失敗をしてしまうような気がします。感情に任せて自分の感情を発露させた際には、もう目も当てられないくらい残念なものができてしまったと、そういう経験のある人は多いと思います。 本当に近づけは近づくほど、読み手としては本当から離れていく感覚がある。だけれども、そこで生まれた本当の味がする失敗作のようなものを馬鹿にしてはならなくて、それは作

    • 言の葉の庭 感想

      1. 序論 本レポートでは新海誠『言の葉の庭』を取り上げる。本作は2013年に作られた46分の短編映画である。この映画はドイツの映画祭で最優秀賞を獲得しており、新海誠が世に知れ渡る『君の名は』を制作する1つ前の作品である。本稿では主人公とヒロインの関係の非対称性の動きを軸にして「言の葉の庭」がどのように悲恋であるかを分析する。 2. 本論 2.1「言の葉の庭」のあらすじ 「言の葉の庭」は東京に住む男子高校生である主人公秋月と高校教師である雪乃先生(以下、雪乃)の

      • 一首評 堂園昌彦

        今、私は頭がおかしくなっていてかなりしんどいけどいきなり先輩から借りてる堂園昌彦の歌集を読みたくなったので読んでいい短歌があったので久しぶり文章を書いてみるか、の所存です。まだ書くことは決まってないです。 何を軸に評をしていけばいいのやらと考えて、冬にいる寂しさと冬そのものの寂しさの違いを考えてみる。 ところからこの短歌を読み進めて行く必要がある と思った。一見正しいように見えてそれは短歌にある通り、細い滝が説明している。評をすることは、つまりふたつの寂しさの違いに着目

        • 一句評 小野寺里穂

          んからはじまる歌も句もみたことね~とか思っています。西条うららです。よろしくお願いします。 ん、の後に空白を入れないことの効果を分析した後に全体の話をしようと思います。 句の中で流れる時間 神戸大の先輩です。大好きです。ほんとうにかっこいいと常々思っています。この歌は本来一瞬であるはずの動作が1首の秒数まで引き伸ばされ、その引き伸ばした時間のなかでねむっていると。限りなくスローモーションな映像が脳内に浮かびます。(詩歌はひとつの中で嘘をつけると思うんですけど、この一首は

        一首評 大森静佳

          余白について

          まず初めに奥深さを1つ定義するなら余白です。例えば登場人物が何を思って行動しているのか、どういう過去を持っているのかを部分的に説明することで、同時に説明していない部分が発生します。その余白には読者の思考が介入する余地があり、余白があることで登場人物の思考や人間関係に奥深さが発生すると私は考えています。 いっせいに飛び立った鳥 あの夏の君が走っていったんだろう/木下侑介「君が走っていったんだろう」 私はこの短歌一首から余白について論じます。この短歌の内容は上の句の鳥と下の句

          余白について