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日本邦楽ロック名盤 第50選『女神異聞録ペルソナ オリジナルサウンドトラック&アレンジアルバム』

ロック「人間をあてにするな!お前には俺がいる。」

ロックとは空気のようなものだ。目には映らないがそこにいる。あるいは耳に聴こえなくても感じれる。ある日音楽という文化に現れた『ロック』は、あらゆる音楽ジャンルと合体し新たなジャンルとなって成長してきた。例えばフォークならフォークロック。クラシックならプログレッシブロック。テクノならデジタルロック。パンクロックにカントリーロック、レゲェロックに歌謡ロック 童謡ロック・・・なんて聞いた事がない。

初代PS1のゲーム 女神異聞録ペルソナ

サウンドトラックロック。・・・略して『サントラロック』!

正確に言うと映画とかのムービーサントラでなくペルソナはTVゲームなのでゲームサウンドトラックロック。(一律呼称で『サントラロック』)

このアルバムは1997年に㈱アトラスから出た本編CD2枚とボーナスCDとして当時存在した8cmのシングルCDが1枚付いた3枚組セットでアトラスサウンドチームのコンポーザー4人の創った全曲に外部から招いたアレンジャー達によるアレンジ曲が数曲入って構成されている。本編Disc1とDisc2にはそれぞれ『意識編』『無意識編』とゲーム内容にコンセプトされた題名がついている。ボーナスシングルCDには、ゲーム内の各所で使われたそれぞれのアクの強かったキャラを演じた声優たちの声『お目立ちキャラボイス』として収録されている。

較べて判る。※左が小さく可愛いボーナス(おまけ)CD。(が、・・今回、右の本編を凌駕するほどの最強劇変を遂げる・・・・!)

まぁハッキリざっくばらんに言ってしまうと・・・・

CD2枚で全52曲。曲によってはゲームの1シーンの効果音をちょっと引き伸ばして一応「曲」にしました的な短いヤツとか、当のコンポーザー本人達がライナーにあるそれぞれの楽曲解説の中で「・・・これってエロゲーとかでよくある曲じゃね?」(←※筆者による翻訳)とか言ってたり、幾ら「意識、無意識編」だのコンセプチュアルなタイトルついてても玉石混交なアルバム印象からはたぶん逃げられない(w) だがしかし、これは正真正銘サントラロック!悪魔あくまでもゲームのサントラなので基本基調はテクノ。でも結果的に音楽総ジャンルが創作視野に自然に入った『80s、ニューウェーブ魂』というのかメタルもあればヒップホップもある的な、Disc1の『幼児虐待』という曲ではタイトルとは正反対の昔、昔のスパイクジョーンズの聞けば楽しく子供になってついウキウキしちゃうなぁ的な(w) 『冗談音楽』ジャンルみたいな短いけど名曲もあって、いや、どんだけヴァラエティに飛んでるの?なサントラロックの名盤です。

そして・・・この名盤を前に、日本の音楽業界を陰で牛耳り支配してきた『日本ロック総合統合局』が遂に立ち上がった!




↑にあるのが名曲「SAEKO」。しかもこのバージョンは全世界中の全オレが待ちに待っていた『4分20秒』バージョン。実はゲーム制作時の必然的な制約からか原曲はオリジナルも完全収録盤も2分30秒ぐらいしかなくあっと言う間に終わってしまう感がどうしても否めなくて長年の不満は消せずにいたけどこれはこのチャンネル氏の(カナダの人らしい)ファンメイドだと思われる検索すればこの「SAEKO」の色んな手造りMIXバージョンがあって9割方海外の人達の愛のこもった創作。さすがちゃんと向こうの人達は曲の良さがわかってるよなぁって自然に感じます。

↑が戦慄ヘヴィテクノの『デヴァユガ』。このバージョンは今回の50選に収録されてる正規盤の「アレンジ曲」 原曲ではマキがボーカル主体だったけどこのアレンジ曲では逆に神取がメインボーカルで展開されてて色々曲のメリハリついたカッコいい出来になってる。

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