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アナログというか効率が悪いというか…

私が2013年に介護業界に入ったとき、目が点になることが多々ありました。
10年経った今も改善できていないものも沢山あり歯痒さもあります。

とにかく、業務が非常にアナログで効率が悪いこと感じました。
それは、介護業務だけでなく事務作業においてもです。
今でこそ「生産性向上」なんて厚労省が打ち出していますが、本当に本当に何してるんだろう…と思ってしまいました。

まず、紙ベースの記録管理が多すぎる。
タイムカードも紙に打刻だし。
(これにはびっくりで提案済みですが妨害に遭い未だ改善できず…)

介護の記録やケアプラン、利用者情報などは全て紙で行われています。
あと、保管期間が決まっているから「とりあえず」空になったコピーの箱に日付記入もせずにひたすら保管。
ちゃんとしてないから、情報の追跡や共有が困難な上に必要な情報を探すのは時間がかかるというより、見つからない事も。
なので、また改めて記憶を掘り起こして書類を作っていたりする場面に遭遇しました…。
他業界から来た私には理解できない状況でした。


そして、情報の共有が非効率。
シフトが色々だからこそ、電子でやり取りするとかすればいいのに、なぜか「直接」「対面で話す」にこだわる。
介護スタッフ間での情報共有は、口頭や手書きのメモで行われていました。
この方法だから、その場にいた人や仲良しの職員同士でしか情報が正確に伝わらない事やメモを無くして情報が漏れてしまう事もあります。
また、シフト交代の際には情報の引き継ぎに時間がかかるから30分ほど早めに出勤するのか当たり前のような状況。

さらに、業務全体の見える化が難しい。
今は少し見える化が出来てきたと思うけど、業務内容や進捗状況を把握するのが困難でした。
そのため、一人で仕事を抱え込んだり、業務の重複や抜け漏れが発生したりしました。
これにより、業務効率が低下しているし、スタッフの疲労にもつながっていると感じました。

また、紙ベースの記録は、書く時間を取られるし書き方がわからないスタッフになると、内容もおざなりです。ケース記録として、意味があるのかな?と思う時もありました。


このように、情報管理の非効率、共有の困難さ、業務の見える化の不足、ヒューマンエラーのリスク、色々な事がある上で人手も足りない閉塞さを感じました。

だからこそ、色々な改善をひたすらする…という日々が始まります。
その内容はまた別の機会に。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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