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【仕事を辞めたい!】毎日1時間以上、人格否定され続けて、死ぬほど仕事を辞めたかった話
入社2年目を迎え、「仕事を辞めたい!」私はそればかり考えていました。理由は、人間関係に苦悩していたから。
その一連の出来事は、鮮明に覚えています。でも今はそれを笑って話せるようになりました。
いま悩みながら働く方の少しでも参考になれたら嬉しいです♪
【はじめに】
◆女帝との出会い
私はある店舗に、営業として配属されました。
そこにいわゆる”女帝”と呼ぶにふさわしい上司がいました。その上司は入社5年目。その店舗では店長がトップではありますが、店長もかなわないくらいの権力の持ち主です。
仮の名をBさんとしましょう。
【苦い思い出】
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◆反感を買う私
最初こそ、たわいもない話ができていました。でも徐々に私はBさんに嫌われていきました。
【私がBさんに嫌われていた理由】~私調べ~
・仕事でミスをするので気に食わない
・Bさんの仕事の仕方を真似しないから気に食わない
・Bさんからお叱りを受けた際に、表情が変わらないから気に食わない
(他のメンバーはよく泣いていました。)
などなど。
Bさんからすれば、もっと理由があったのでしょうが。思い出すだけで私が悲しくなってくるので、これ以上挙げるのは止めておきます(苦笑)
◆女帝からの説教
さて、そんなこんなで私がBさんに嫌われ続けて半年が経過したころ、どんなことが起こったでしょうか?
そうメンバーの前で、”1時間以上”ひたすら人格を否定され続ける説教が始まったのです。
「人としておかしい」と。
【Bさんが私を人格否定するきっかけ】
Bさんが休日返上で私の仕事をチェックしたのに
それについての謝罪がなかったコト
→シフト勤務だったのですが
自分のことで手一杯で、
Bさんのお休みまで把握していませんでした。
他にも色々私への不満が重なったことから、爆発したようでした。
私はと言うと、集中して聞いていたのは最初の5分くらいw
それ以上説教が続いていたので(お腹空いたなあ)(早く終わってくれないかな)(もう21時かぁ、早く帰してくれないかな)と思っていましたw
当然そのような態度が気に入らなかったらしく、その後も延々と叱られ続けました。
◆同僚の様子
説教中、他のメンバーが黙々と自分の仕事をこなしていました。
誰も助けてはくれません。全員Bさんの味方です。
なぜならBさんはトップ営業マンで、一目置かれる存在だったからです。
それに比べて入社2年目のまだ仕事がそれほどできない私。とにかく孤独で悲しかったのを覚えています。
◆自分を保てていた理由
私は"自己肯定感がかなり高い"人間です。(育ててくれたお父さん、お母さん、ありがとう)
私は、(なぜここまで叱られないといけないだろう?)くらいにしか思っていませんでした。もちろん直さないといけないところもありますが、度がすぎると。
そのころは、まだメンタルに支障はきたしていませんでした。
Bさんのお叱りにも一理あったので、その後から同じ店舗の人々のお休みを把握するように努めました。
【記憶に残る日】
![](https://assets.st-note.com/img/1649624795171-reSlrzNEZ5.jpg?width=800)
◆Xデー
そして、忘れられない日が来ます。
会議が終わったのが22時ごろ。まだみんなが残っているので帰宅できず。
夕飯を食べそびれてお腹が空いた私は、お菓子を食べていました。
運悪くそれを発見された私は、Bさんに呼ばれます。Bさんだけでなく店長まで出てきて、個室の中で2人に延々叱られ続けました。
「他のメンバーはお腹を空かせながらも数字を上げるためにがんばって働いている!」「空気を乱すな!」「みんなの士気を下げるな!」と。
(なんだこのふたりは。グルになって2年目を説教するなんて卑怯じゃないか)と思いながら聞いていました。
でも言えないのが悔しくて、ついに2人の前で涙が溢れてしまいました。
◆特別な日
なぜその日が忘れられないかと言うと・・・。
そのまま日付を越したのですが、その日は誕生日。
最悪な状況で25歳を迎えたからです。
「周囲の人に嫌われている」とは悲しいことですね。
私はBさんを批判したいわけではありません。
まだ仕事ができない、それに加え、自分のことばかりで周囲に気を払えない私にイライラしていたのだと、今なら分かります。
反省しているようには見えない振舞いも関係あったでしょう。
だって私は悪いかもしれないけど、説教が長すぎる、反省の色を見せたらなんだか負けたようで悔しいじゃないか!と謎の対抗心を持っていたのです。(真似しないでくださいね。)
Bさんが発した言葉で、強烈に覚えているコトがあります。
「お前のせいで、自信がなくなった!店長になるという夢を持っていたのに」と。
一緒に働いて8ヶ月くらいたったころには、名前さえ呼んでくれることは無くなりました。
(知らないよ。人のせいにしないでほしい。)くらいには思っていましたが。
【異変】
◆今だから言えるコト
Bさんと働き始めて9ヶ月が経過すると・・・
ツラくて悲しくて毎日出勤する前には吐き気をもようすようになりました。
仕事中は気を張っていますが、帰宅しながら涙が次から次へと流れてきます。そのころには、メンタルが崩壊していたのです。
「辞めたい!」「辞めたい!」「辞めたい!」「死ぬほど辞めたい!」
そればかり考えていました。
人間、無理をするとどうなるか知っていますか?
今までできていたコトまでできなくなるのです!!!
◆どんどん仕事ができなくなる
私は初歩的なミスを繰り返すようになりました。
例えば・・・入金する通帳を間違えました。通帳が複数存在するので。
(え?そんなこと間違う?)と自分でも驚きましたが。
会社の通帳は自由に引き出せないようになっているので、Bさんに報告。
すると(こんな間違いする?)という当然の反応を示し、
「ワザとやってるでしょ?」と言われました。
(ええ???わざとそんな面倒になるようなことやらないよ!)と思いましたが、もちろん逆らえないので言えません。
◆営業成績低下
そのような状態なので、もちろん営業成績もどんどん落ちます。
私の成績が落ちると店の業績も落ちるので、どんどん風当たりは強くなります。Bさんの説教も日に日に増えていきました。
【異動】
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◆新しいところへ
そんな最悪の状況が1年ほど続き、幸運なことに私は「異動」になります。
どんな状況にあるかを会社の本部に逐一報告していたのも大きいのではないかと思います。
その後、会社の立ち入り調査なども入り、残業の削減や業務改善など様々な外部からの手が加わったと聞いています。
異動してからはそれはもう快適でした。
私のことを否定してくるような人が一人もいなかったからです。
新しい部署では、”優しく”業務の引継ぎをしてもらえました。
嬉しくて泣きそうになりました。ランチに誘ってもらえるだけで、小躍りしました♪
もちろん、営業成績も右肩上がり。仕事が楽しくて仕方ありませんでした。(その年の最後に、成績優秀者として表彰されました。)
◆女帝のその後
さて、Bさんはそれからどうなったかと言うと・・・
「社内でW不倫」していたことが会社中にバレて、退社しました。
「人としておかしい」と私に言い続けていた人が、不倫かあ~・・・w
ちなみにお相手の方はあの当時、同じ店舗で働いていたメンバーです。
【終わりに】
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◆「仕事を辞めたい」と思っている人へ
<①自分の心に素直に動きましょう。>
私は「せめて3年は同じ会社で働かないと!」と自分をその場に縛り付けてしまっていました。
でも今ならあのころ辞めても良かったのだと判断できます。心が壊れかけると正常な判断ができなくなるので早めに動きましょう。
<②自分の味方を見つけましょう。>
あなたの味方になってくれる人は絶対います。探しましょう。
私は一緒に働くメンバーにいなかったので、それ以外の場所で見つけました。会社本部にコンタクトをとったのですが、すごく励ましてもらいました。結果的に私以外のメンバーにとっても働きやすい環境になったと聞いています。
そして会社以外にも、家族や親族、友人など私の味方になってくれる人はたくさんいました。それが心の大きな支えとなっていたのです。
<③“がんばりすぎない”ことをがんばりましょう♪>
慣れない環境の中で、あなたは十分頑張っています。きっと未来は明るいから、自分のペースで乗り切りましょう。
◆大切なコト
私はBさんに、とても大切なことを教わりました。
「一緒に働く人を尊重すること」「自分の”心”を大切にすること」です。
そして、あのとき仕事がもっとできていたら、状況が違っていたのかもしれません。仕事が不調だったこともとても苦い思い出なので、「仕事ができるようになりたい!」と言う思いは持ち続けました。
仕事がある程度できるようになったと実感したのは入社3年目くらいのころ。そこからはますます人生が上向きになりました。
Bさん、あなたのおかげでいま私は、周りにいる人たちを心から好きだと思えます。Bさんの怒った顔しか思い出せませんが、どうか今笑っていますように。そう願っています。
※エッセイ内に登場する人物を批判・中傷する思いは微塵もありませんので、それだけはご理解いただけると嬉しいです※
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