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47歳、はじめての転職_031_転職の適齢期と回数

私は47歳で退職、転職しました。他の方のnoteを拝見して改めて転職タイミングを年齢という数字から考えて見ました。まず、転職をするにあたり適齢期はあるのか?というものです。

1996年(平成8年)に入社した私の世代は終身雇用の最後の世代かも知れません。入社当時はまだまだ「とは言え、終身雇用」というニュアンスだったように思います。25年の間に会社の業績も変化しました。ずっといい状態なんてありません。

私は確実に逃げきれない世代だけれど、ひょっとしたら逃げ切れるかも?とどこかで考えてたと思います。だからこんなに転職年齢が遅くなった。初回転職の適齢期は過ぎていたと思います。その原因は、今の若い方と比較すると、呆れるほど「自分自身のキャリア」について考えてこなかったからと思います。自分がどうなりたいっていう事を、会社の業績がいよいよ悪くなってきたという場面で初めて考える様になったと思います。

転職回数が多い事でマイナスに評価されてしまう方もいらっしゃるでしょうが、自分自身のキャリアを深く考えているからこそ、転職が多くなる方もいらっしゃるだろうなと、転職活動してわかりました。転職回数が多いから、少ないからで評価するのは表層的です。(ただ、書類選考を通過する為に、表層的な評価を打ち破れる程度の回数に抑えておくのは必要と思います。)

私が転職エージェントから言われたのは、25年もひとつの会社に在籍してた人が転職するとなると、

「新しい環境に馴染める人かをシッカリ確認されますよ。」

と再三言われました。環境の変化への耐性。如何に順応出来るか、出来そうに見えるかは考えて会話していました。転職活動するまでは、転職回数ゼロ回は値打ちあるのかな?と思ってましたが、市場ではそうでもない事だったというのは、発見でした。(かまいたちの『トトロ観たこと無い』理論がここでも通用するかもと思ってました…大きな間違いでした。)

転職回数ゼロは、市場ではあんまり評価高くない。面接官から、「危機感なく仕事をして来たのでは?そんな人が当社でやっていける?職務経歴書には色んなこと書いてるけど、窓際で実はリストラされて転職活動したんじゃない?だから営業職から内部監査に飛ばされたんじゃない?入社したら『前の会社では、ああでした、こうでした』っていう面倒なヤツじゃない?」などなどの目線はあったと思います。在職中から転職活動していた事が結果的にそれらを払拭出来る材料のひとつになった事は間違いないと思います。

私みたいに茹でガエルになりかけで転職するよりも、もっと早めにキャリアのゴールを見つけていただき、良い転職を成功させていただきたいと思います。転職するかしないかは結果論です。ですが自分の仕事観はこうだ!と言えるものを考える事、見つける事はいくら早くても良いです。参考にしていただければ幸いです。

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