《現代詩》自分って
何だか 虚しい夜。
空を見上げた。
一体自分は何が不満なんだろう。
そう問いかけてみる。
未来に不安があるから。
人とわかりあえないから。
自分の思い通りにならないから。
自分を好きになれないから。
何だか心がさみしい。
冷たいのに優しい。
この東京のちいさな空に。
やけに月が輝いている。
不満だらけの自分。
どうすることもできない。
やり場のない夜を漂う。
自分は自分というひとつの存在に過ぎない。
この世に命を与えられた。
生きるという試練に向かっていく。
想像もできない朝をひたすら待つ。
自分は自分というひとつの存在に変わりはない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?