hocchi*

日常の思ったこと、詩を書いています。 他に本、映画、音楽など。

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  • 花について

    花が好き。その想いを言葉や画像に残します。一緒に癒されましょう。 不定期更新です。

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    自由気ままな感想を。

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    生きている今、感じたことを詩にしています。 不定期更新です。

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    8050問題を含むひきこもりと認知症の家族の日常。 重めの内容です。

最近の記事

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不動尊のあじさい

    • あんちゃんは優しすぎた。映画『あんのこと』鑑賞

      あんちゃんへ。 もう苦しまなくていいんだよ。 そう生きるしかなかったんだよね。 お金なんかよりつながりが必要だったんだよ。 お母さんは確かに酷かったけど おばあちゃんだけは好きだったのに あんちゃんは優しすぎたんだよ。 一歩踏み出せたのは あの人のおかげ、じゃなくて これだけは言える。 あんちゃん自身が、立ち直ろうとしてた。 光を探してた。 そう。 今まで自分の気持ちを見ないふりして やっと自分を見つけ出したのに つながりが難しくなった世界の中で

      • 終活しない方が長生きするんじゃないのか!?

        もうすぐ87歳の義母。 3年前に義父が亡くなってから家の新築、スマホ、墓を息子(夫)にせがんだ。 義母は義父の生前の願いだったからとしつこく同居をせがんだ。私の夫は以前の実家に愛着もあるし、お金や手続きが面倒だと断っていたがあまりに義母がしつこいためノイローゼ気味に。仕方なく嫁の私が建て直しを決心し、近くの団地から夫の実家のある土地へ引っ越した。後から義父が、というより義母が自分の面倒をみてもらいたいからだと義母自身の発言や周りの証言で確信した。あちゃー。 家のローンを支払

        • 《現代詩》冷たくなった心

          疲れ果てた 無理して繕った 我慢した 叫び出しそうな気持ち 抱えてたのに 凍りついた心 溶かすには 時間がかかるから 気づかないふりして 吹き荒ぶ嵐の中に 放り投げ出されても また踏ん張れるような 魂が欲しい やっと通り過ぎた 悲しみも また古傷となって 姿を現す 元には戻らない だけど 居場所がほしい 雨に濡れた 子猫のように 冷たくなった心 そっと温めて

        不動尊のあじさい

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          《現代詩》わたし(仮)

          だだっ広い宇宙のなかに ひとりひとり命が誕生する みんな同じなんだ みんな背格好は違うけど 目に見えるものはすべて 宇宙からレンタルされたもの 大事にするのか 粗末にするのかは 自分次第 みんな同じなんだ ガチャ、なんて云われるけど このままじゃやってられない そんなこと考えるけど 怖がらないで 無限に続くことはない 恵まれた容姿だって 過酷な境遇だって いつかは終わりがくる 永遠なんてないけど 巡り巡るのは命の誕生 レンタルした自分の脱け殻も いつかなくなっちゃうん

          《現代詩》わたし(仮)

          無関心領域へようこそ。映画『関心領域』鑑賞

          ジョナサン・グレイザー監督といえば音楽好きな私の場合、映画監督というよりあの有名なジャミロクワイの『ヴァーチャル・インサニティ』(1996年)のMVが思い浮かぶ映像作家さん。 私、ボーカルのジェイ・ケイの軽やかなダンスが見たいのに床をコソコソ歩く虫(フナムシの一種)がどうしても大っ嫌いなGにしか見えず、視界に入らぬよう手の平で覆い隠しながらMVを見るというアホな時代がありましたな。懐かしい。 そんなグレイザー監督の、アウシュビッツ強制収容所の塀一つ隔てた隣の壮大な土地に住む

          無関心領域へようこそ。映画『関心領域』鑑賞

          《現代詩》悩み多き人間

          理不尽に怒り狂う 老人 そんなに怒って どうしたのだろう その怒りに意味などない その老人の問題だから 気にすんな 誰のせいでもない だけど 狂ったように 騒ぎ立てる 若者 そんなに騒いで どうするんだろう その騒ぎ方に意味などない その若者の問題だから 相手にすんな 放っておけばいい だけど 人の気持ちは 不可解なことだらけ 考えたらキリがない 同じ気持ちになりたいなら どうぞ理解してあげたらよい 安全圏の世界に ただ閉じ籠り 人間を見ないふりをするのも 自分

          《現代詩》悩み多き人間

          《現代詩》唯

          生きていてもしょうがない とあのひとは言った 自分は役に立っていない人間だと 役に立つとか立たないとか 言う人ではなかったのに 生きているだけで十分じゃないか そんな綺麗事 役に立っても立たなくても どっちでもいいじゃないか 答えてあげられる前に あなたはいなくなった いなくなったら 悔いだけが残った どうでもいいんだよ つらいと思い込むのは 自分の感情だけ 開き直って 笑ってりゃいいんだよ なんてそんなことを 伝えていればよかった 振り返ってもしょうがな

          《現代詩》唯

          アンリアルなヤンママを取り囲むリアル。 映画『ミッシング』鑑賞

          主演 石原さとみ 監督 𠮷田恵輔 すみません、かなり辛口の感想です。あくまでも私個人の感想ですのでご了承ください。 石原さとみといえば法医学系が好きな私は特にドラマ『アンナチュラル』は興味深く拝見しました。陰惨な過去を持つ解剖医が懸命に謎に追及したり挫折しては立ち上がる姿にすごく励まされました。 今回彼女お得意の、やや芝居じみたオーバーなまくし立てがあり、いわゆる“キムタクはキムタク”といわれるような、“石原さとみは石原さとみ”にしか見えないという固定観念が拭えず。

          アンリアルなヤンママを取り囲むリアル。 映画『ミッシング』鑑賞

          《現代詩》無理しないって決めたのに

          また いい格好しようとして オーバーワーク ぼんやりしてたら 失望されるから なるべく自分を偽って 出来ますアピール いつの間にか 無理しちゃって 自然体が理想的だけど 今は慣れることに 集中集中 もっと肩の力抜いて 生きればいいのに 時間が解決してくれるかなあ そんなに期待されなくていいのになあ 疲れちゃった 休んでもいいよね 立ち止まっても 気にしないで 無理しないって 決めたのに また いい格好しようとして やだな もう

          《現代詩》無理しないって決めたのに

          今日は母の日だった

          昨日娘から色合いが赤とピンクの花束をもらった。一日早いけど。 今日は心温まるメッセージカードをくれた。 思わず泣いてしまう笑 義母には露店販売のダリアに似たオレンジのマムと赤いカーネーションをあげて、今年1月に亡くなった母の遺影の横には黄色の小菊とピンク、紫のカーネーションを飾る。 母の日はデパート、スーパー等お花いっぱいに溢れ家の中もお花でいっぱい。 やっぱり花っていいな。

          今日は母の日だった

          ジョンが最後に愛した人は? 映画『ジョン・レノン 失われた週末』鑑賞

          アーティストのドキュメンタリーが好きです。 たとえ製作者側が主観的かつ観客にある一定の印象を与えようと意図したものであっても。 人間には誰にでも実像と虚像があります。 見方を変えれば実像と虚像はウラオモテ。 ジョン・レノンもそう。 1973年秋頃から1975年の年明け頃までレノンと行動を共にした個人秘書のメイ・パン。どうやらジョンと当時ギクシャクした関係だったオノ・ヨーコが「あなた、彼と付き合いな(そんな軽い感じではなかったかもだが)」とメイ・パンをあてがったそうな。 元々

          ジョンが最後に愛した人は? 映画『ジョン・レノン 失われた週末』鑑賞

          《現代詩》思いがけず雨、そして晴れ

          さっきまで雨は上がったと思ってた でもまた降りだしたなあ 窓を開けて外へ出た 雨が中に入って来てしまうだろう 天気予報では 蒸し暑いって聞いたはずなのに むしろ涼しい 不安定なんだなあ 人の心もおんなじ いい日になるだろうと期待したら そうでもなかったり こりゃ参ったなと思ったら 上手くいったり 予想がつかない それを受け入れるならば 少しは 楽しく生きられる 何が起こるかわからない それを楽しめたら 余裕もできる 電車を降りたら いつの間にか晴れていた そ

          《現代詩》思いがけず雨、そして晴れ

          《現代詩》アルペジオ、たまにはストローク

          真面目過ぎてしまう 楽しく、がモットーのつもりが 自分はまだまだだと 追い込み過ぎてしまうみたい たまには大胆に気晴らししなよ “いつでも完璧”を目指さなくていい 誰もそんなに気にしちゃいない 嫌われたくないのはわかるけど アルペジオ、 たまにはストローク 時折ミュートしたって 君は君のリズムで 考え込むのも 程々にしないと病気になる 人の目を気にしたら ぎこちない動きになっちゃうよ たまには息抜きをしてみたら? 小まめに休憩タイムを過ごしてよ 誰も怠けてるなんて思わ

          《現代詩》アルペジオ、たまにはストローク

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          儚いもの

          儚いもの

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          《現代詩》生きるって大変だ

          生きるって大変だなあ こんなにくたびれてしまって 生きるって面倒だなあ 頭ペコペコしちゃって あらまあ また同じことの繰り返し? 頑張り屋さんなんだねぇ あらやだ もっと楽するつもりが また苦手なこと始めちゃって だって求人広告には お掃除だけ。って それだけって聞いたのに すべてのことに 頭フル回転 こんなはずじゃなかった、、、 占いでは “自分に甘く” できるものなら とっくにしてる 完璧な人間なんていない それはわかっているが 甘さ加減がわからない すぐ

          《現代詩》生きるって大変だ