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「普通」と「当たり前」へのあこがれ

「どうして周りの人と同じことができないんだろう」

いつも周りを見て、研究している。
雑談するとき、どういう話し方をするのか。
仕事をするとき、周りの人はどうやって人と関わっているのか。

なぜか昔から集団にうまく属することができない。
周りに対して横暴にふるまうとか特別なことをしていないのに、気づいたら輪から外れている。
距離を置かれる。
でも理由がわからない。
言動の何かがまわりと違うらしい。
本当は直したいのに、何がいけないのかわからないから、場所が変わってもまた輪に入れない。

どこを直せば良いのか、何を直せば良いのか。
わからないからとにかく周りの人をよく見て、行動を分析する。
そして同じような行動を心がける。
それでも、やっぱりうまく合わせられてはないらしい。

どこにも属せないという帰属意識のなさ。
居場所のなさ。
今ここに自分がいるのか、体感的な実感のなさ。
どこにいてもいつも足場がぐらついているような感覚。

何を直せばいいかわからない。
そういう悩みを話せる人もいない。
どうしたら、社会や人とうまく関われるんだろうか。
心から安心できる「居場所」を、見つけられるんだろうか。
「自分」という存在が不安で、いつも自信がない。
まわりと同じような「普通」や「当たり前」が持てるようになりたい。
行動できるようになりたい。

そして今日も周りの人たちを見ながら研究を続けている。

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