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心のコミュニケーション

(メインブログ「神様達と共に」で2018年7月24日にアップした「心のコミュニケーション」の内容を、一部修正&加筆して再アップしております。)


今日は僕の中で、特に大切だと感じている記事を書こうと思います。

ずっとあたためていた内容なのですが、「今はまだタイミングではない」・・・ということで、しばらく神様達からストップがかかっていた内容でもあります。

長年スピリチュアルに関わってきて、自分なりに実践しつつ理解を深めてきたことなのですが・・・もしかしたら、このように公な場で公開できるものとしては・・・最も重要な内容の一つと言えるかもしれません。


でも、『心のコミュニケーション』は、本来はそんなに特別なものではありません。

シンプルに、お互いに心を開いてコミュニケーションしている状態のことを言っています。

しかし・・・本来はシンプルなはずの『心を開いたコミュニケーション』というものが、今の複雑な社会においては、なかなかにハードルが高いものになってきているのですよね。

だからこそ、より健全な『心のコミュニケーション』を、自分らしく育んでいく努力が、ますます大切になってきていると思うのです。


また、『心のコミュニケーション』は『心のキャッチボール』とも言い換えることが出来ます。

つまり、キャッチボールのように・・・ボール(自分の心)を投げる『発信』と・・・ボール(相手の心)を受け取る『受信』の・・・大きく二つの要素に分けて考えることが出来ます。

わかりやすく言えば・・・心を開いて相手に自分の想いを届け(発信)・・・そして、心を開いて相手の想いを受け止める(受信)・・・単純にそのようなことの繰り返しが『心のコミュニケーション』と言えます。

僕らが自然体で心を開いている時・・・普段から、当たり前のようにこのようにしているものですよね。


ただ往々にして、素直な心の交流をしていたとしても、自我や感情が邪魔をして・・・素直なコミュニケーションを歪めてしまうことがあるものです。

そんな時こそ、立ち止まってコミュニケーションの本質を改めてよく考えてみることも大切だと思います。

そこで、この『心のコミュニケーション』なのですが・・・僕なりに解析してみると、この裏側には・・・とても奥深い真髄が隠されていることがわかりました。

では、マイナス要素を乗り越えて、より深い信頼関係を育むための『心のコミュニケーション』について・・・僕なりの視点ではありますが、詳しく解説してまいります。

よかったらまずは難しく捉えずに、心を開けている時は自然と出来ているもの・・・と思って読んで頂けるとよいかもしれません。


『発信』と『受信』の各要素について、それぞれ詳しくまとめてみました。

☆発信☆

①自分の素直な心を知る

まず、心を開いて自分の想いを発信をするためには、自分の素直な心が何を望んでいて・・・何を伝えたいのかを、よく知っておく必要があります。

そのためには、落ち着いて自分の感情と向き合い・・・気持ちを整理しておくことも大切です。

例えば、相手に対して不満を抱えていて・・・それを相手にぶつけたいだけならば、それは自我やマイナス感情からの衝動的な欲求であり・・・かえって自我やマイナス感情を大きくする結果を招きます。

しかし、あらゆる魂は大きな愛を湛えていますので・・・縁の深い人であるほど、深い信頼関係を結びたいと願っています。

その時に・・・たとえ相手に対する不満があっても、それについてどのように相手に伝えるべきか・・・もしくは伝えないべきか・・・さらには、不満の奥にある自分の素直な心とはどのようなものなのか・・・などを、よく考える必要も出てきます。

また、その相手に応じて、素直な心からの願いも変化してくるものですから・・・時に柔軟な判断が必要となる場合もあるでしょう。

実際に相手に伝えるにせよ、伝えないにせよ・・・自分自身の中で本当の素直な心と思える部分をよく整理して、よく理解していくおくことは・・・心を開いた『発信』能力を身につけていくための大切な第一歩と言えるのです。


②できるだけ素直な心を届ける

自分自身の素直な心をよく理解し・・・相手に対する気持ちも整理がついて・・・その上で、心から相手に届けたい想いがあるのであれば・・・いよいよ実際に発信する段階です。

①では主に、自分の素直な心を知るということでしたが・・・それは相手があっての自分の心ですから、当然相手のこともよく感じ取り・・・よく考えることになります。

自分の素直な心を届けるのはよいことだとしても・・・大切なもう一つのポイントは、相手にそれを受け止める許容量があるのか・・・もしくは、今が伝えるべきタイミングなのかなどについて、認識をハッキリさせる必要はあるでしょう。

さらには、どのような言葉で・・・どのような雰囲気で伝えれば、相手の負担が少なく受け取ってもらいやすいのか・・・相手の心のストライクゾーンにスッと届くのか・・・このような点についても、よく考えて・・・理解しておく必要があると思います。

特に関わるのが難しい相手の場合、自分の心を澄まして・・・また、相手の心を深く感じ取って判断するしかないかもしれません。

まとめますと・・・相手の受け止められる許容範囲と・・・伝えるべきタイミング・・・どのような言葉と雰囲気で伝えるとよいか・・・この辺をよく認識して、素直な心を伝える準備が整ったと言えます。

ただ、必ずしもこのように難しく考えなくとも、自分の中で『きっと受け取ってくれる』という確信があれば、おそらく全ての要素をクリアーしている状況なのでしょうから、そのまま伝えてもよいと思います。

あとは、その場でも相手の心を大切に感じながら・・・できるだけ素直に、勇気を持って自分らしく伝えることで・・・心を開いた素直な『発信』をしていくことができるわけです。


★受信★

①相手の素直な心を知る

心を開いて相手の素直な心を受信するためには・・・まず、『自分は相手のことを全部わかっている』・・・という先入観を出来るだけ手放す必要があります。

特に相手の心の中、深い部分の真実ほど精妙なもので、相手にとっても大切な領域ですから・・・そこをリスペクトし・・・自分にはわからない何かがあるかもしれない・・・ということを、いつも踏まえておく事が大切です。

そして・・・本当に相手と信頼関係を育んでいきたい場合は、自分からも相手の心をよく知ろうとする姿勢を持つことは大切なことです。

例えば、自分の中で相手のいろいろなマイナス面を感じ取ることがあったとしても・・・その一面だけで、相手を決めつけることは出来ません。

マイナス面が見えたとしても・・・時に相手がその部分を隠していたとしても、それは相手の本性ではなく・・・本当の本性は・・・その人らしい唯一無二の美しい魂であり、その周辺にこそ・・・その人の本当の素直な心があります。

それを知るためには、まず自分自身が上下関係やプライドを捨てて・・・素直な心の状態になる事が大切です。

ですから・・・いつも相手の心を尊敬する気持ち・・・相手の心の奥を大切に知ろうとする姿勢を持つことは・・・心を開いた『受信』能力を身につけていくための大切な第一歩なのです。


②できるだけ相手の素直な心を受け止める

相手に対する先入観を手放し・・・相手の素直な心を知ろうという、謙虚な姿勢を持つことが出来たのなら・・・いよいよ実際に相手の心を『受信』する段階です。

この時に、相手は必ずしも『発信』①でお伝えしたような・・・こちらの心の許容量や、心のストライクゾーンを狙って投げてくれるとは限りません。

受け取りづらい暴投のボール球や・・・難しい変化球のボールを投げてくるかもしれません。

それでも・・・もしあなたがこの人との信頼関係を大切に築きたいのであれば・・・そのようなボールの奥に秘められている相手の素直な心を理解するためにも、まずはできるだけ落ち着いて受け止めるべきでしょう。

そして、その言葉の奥に隠された相手の本当の心・・・相手がどんなことに気付いてほしかったのかを、丁寧におもんばかり・・・感じ取ろうとします・・・。

それによって、相手も自分の素直な心を『わかってもらえた』と感じてくれるかもしれませんし・・・すると信頼関係の絆も深まるはずです。

(しかし、あまりの大暴投だったり・・・自分自身も無理が出来ない時などは、できるだけ受け止めることを試みながらも・・・素直に『受け取りづらかった』と相手に伝えたり・・・場合によっては受け流すなどの工夫も必要かもしれません。)

基本としては、相手の投げてきた心を落ち着いて受け止め・・・その奥にある素直な相手の気持ちを感じ取ることで、心を開いた『受信』をしていくことが出来るのわけです。


はい・・・。

以上が『心のコミュニケーション』の基本的な説明になります。

深いレベルのコミュニケーション技術を、なるべくわかりやすく扱っていますが・・・詳しく解析してみると、『発信』と『受信』、それぞれ①と②の2段階で考えることができます。

『発信』は、まず自分の素直な心をよく知り・・・その上で相手を思いやって素直な心を届ける。

『受信』は、まず相手の心をよく知ろうとして・・・その上で相手の素直な心を受け止める。

ザックリ言いますと、そういう感じですね。


出来るだけ普遍的な要素を大切に説明を試みましたが、人によっては視点や言葉などが若干変わってくると思いますし・・・あまりカッチリとせずとも、人それぞれの『心のコミュニケーション』スタイルがあってもよいとも思います。

その辺は、どうぞ自分らしく柔軟に・・・要は、人と人の信頼関係を深めていければよいのです。

この『心のコミュニケーション』を感覚的に捉えると、とてもシンプルで当たり前のようにも思えますが・・・。

しかし、説明文を読んで・・・改めて自分自身を振り返って頂けますと、実はとても難しい部分があることも、わかって頂けると思います。


特に・・・自分の心の奥の本当に純粋な部分・・・本当に素直な心を相手に届けることや・・・。

こちらを思いやらずに投げてきた相手のボールを受け止めて・・・相手の素直な心を理解しようとすることは、いずれも非常に難しいことですよね。

そのため・・・説明文中では、『できるだけ』という言葉をよく使っています。

神様は全てを見ていますから・・・自分なりにできる範囲で『発信』と『受信』の努力をしたら、あとは不思議と、神様が調和へ導いて下さる・・・というのもよくあることです。

つまり、自分の心の器の範囲で努力すればよくて・・・最初から完璧を求める必要は無いんですね。

自分にできる範囲で一歩ずつ努力していけば・・・その努力の結果は、必ず自分の心の力として身につきますし・・・時に神様を通じて、人間関係に肯定的な変化が反映されていきます。


それと、もう一つの視点としまして・・・。

割と浅い縁の人との表面的なキャッチボールは比較的簡単なのですが・・・接している時間が長くなるほど、お互いの心の深い部分に触れるようになっていきますので・・・すると、この『心のコミュニケーション』も難しくなっていくものです。

逆に言うと・・・そのような深い縁においても、『心のコミュニケーション』を一歩ずつ深く出来るようになっていけば・・・普通はなかなか触れられないような、心の深い部分にも優しくアプローチできたり・・・人様を支え、導く力を少しずつ身につけていけます。

これは、全ての人にとって家族や大切な縁のある人との関係性を調和させ・・・共に幸せを育んでいく上で、とても大切なことですが・・・。

心を扱う分野や、スピリチュアリストとしてやっていく上でも、最も基本的なものであると同時に・・・ご縁ある大切な人達と共に素直な心を育んでいくための重要な能力とも言えると思います。


ただ、正直な話をしますと・・・僕自身は感受性の強いチャネラータイプということもあり、『発信』は割と得意なのですが・・・『受信』は、どちらかと言うと苦手です。

どうしても、人様の潜在的なエネルギーを多く感じ取ってしまいますし・・・普段からこの仕事や、大切な縁を通して多くの方と関わっていますので・・・それに加えて、さらにプライベートで人様と深く関わろうとすると、エネルギーの限界を越えそうになることがあります。

ですから、プライベートで僕と仲良くなろうとして下さる方にも・・・場合によっては、自分のエネルギーの限界を正直にお伝えして、距離を置かせて頂くことがあるのです。


しかし逆に・・・深い縁ある家族や友人達とは、できる限り僕の中で『心のコミュニケーション』の努力を続けてきた部分もありまして・・・そのような方々とは、年月が経つほどに信頼関係も深まってきています。

やはり、自分らしい個性を踏まえて・・・また相手との縁の深さや、お互いの素直な心を踏まえて・・・無理のない範囲で『心のコミュニケーション』を努力していくことが大事だと思います。

そのように一歩ずつでも心のコミュニケーションを実践していくと、徐々に自分自身の課題がわかるようになっていきます。


現実で起きていることは全て意味があり・・・人間関係で躓いた場合は、相手の問題だけではなく・・・自分自身の中にも何か問題があったはずです。

ですから、相手を責めるよりも・・・例えば、自分が『発信』で躓きやすいのか・・・『受信」で躓きやすいのか・・・課題を認識することで、魂を成長させていくきっかけとなりますし・・・その課題と呼応している、内面の感情に気付くこともあるでしょう。

そのような感情を癒すことも含めて・・・人間関係で学んだことを人生に活かそうとすることで、次の新しい縁に恵まれた時には、より一歩上手に・・・もしくは一歩深い『心のコミュニケーション』が出来るようになっていくのです。


僕自身、これまでの人間関係を通してさまざまな学びをさせて頂きましたが・・・絆を深められることもあれば・・・逆に絆が薄まり・・・途絶えてしまったこともありました。

自分が最大限『心のコミュニケーション』を努力できたと思える縁もあれば・・・もうちょっと努力出来たのではないか・・・と反省することもあったのです。

しかし、よくよく考えてみると・・・やはり、その時の自分にとってはそれが精一杯で・・・全て必然の学びがあり・・・縁が途絶えた方々との経験も含めて、大切な人生経験でした。

ですから、これまで関わって下さった全ての皆様に・・・心から感謝したいと思います。


今は、おかげさまで多くお客様や家族・・・知り合い、友人達と自分らしい『心のコミュニケーション』が出来ており・・・ごく当たり前のように信頼関係を感じることが増えてきました。

このようになってみて、はじめて僕は気付いたのですが・・・。

人は誰かと深い信頼関係を持てるほどに・・・逆に、誤解されたり・・・批判されることがあっても、あまり気にならなくなるものです。

どんなに誤解されても、どんなに批判されても、ちゃんと自分をわかってくれる人がいると・・・そのようなマイナス意見にあまり脅威を感じなくなるのです。

僕の素直な心を理解しようとしてくれる人がいて・・・それを受け取ってくれる人がいる・・・。

こんなにも幸せなことはないのだなぁと・・・深く気付くことが出来ました。

本当にありがたいことです・・・m(_ _)m


この内容は、僕の中でのスピリチュアルに対する重要な答えの一つだと思っています。

まさに、このブログで扱ってきたほとんどの要素が・・・この『心のコミュニケーション』には含まれているのです。

たとえ僕が、どれだけ高い次元の認識を多く持っていたとしても・・・この『心のコミュニケーション』をちゃんと出来ていなければ、ここまで歩んでくることは出来なかったでしょう。

これは、スピリチュアルだけではなく・・・幅広く多くの仕事や、多くの人間関係においても、大切な基本と言えそうです。

どっしりと自分の内面と向き合って根を下ろし・・・しっかりと他者や社会と向き合って幹を太くし・・・自分らしい『心のコミュニケーション』を身につけた上で、枝を広く伸ばし・・・徐々に高い次元の真理を実感として得ていく・・・これはある意味、魂の成長における王道と言えるかもしれません。


ただ・・・誰もが特定の人間関係や、もしくは『受信』や『発信』に苦手や課題があるのは当然で、お伝えしたように僕自身もそうなのです。

魂が成長していくプロセスの中で、自分なりに『受信』と『発信』の割合が多少偏っていても、それは実は自分の個性かもしれませんので、あまり厳しく自分を変えようとせず・・・できる範囲で努力していくことが大事だと思います。

それはつまり・・・接していく相手にも、そのような偏りがあってもよいことを意味します。

ですから、お互いの個性の相性が合わない場合や、縁が薄い場合などは・・・無理に心の距離を縮めてまで、深いレベルの『心のコミュニケーション』をする必要はないとも思います。

大切なのは・・・できるだけ自分の心の奥にある素直な心と、縁のある人の素直な心を大切にしようとしていること・・・たとえ自分なりに一歩ずつでも、その努力を続けていること・・・なのだと思っています。


ちなみに・・・「素直な心≒魂」とも言えます。

僕たちが、できる限り自分と他人の素直な心を大切に生きていくことは、そのまま魂を成長させていく道であり・・・縁のある人達と共に、魂を輝かせ、本質的な幸せを得ていく道でもあります。

その道を歩むことで、時に苦しいことや・・・悲しいこともありますが・・・それを味わうことによって、より素直な心(魂)は輝き・・・力強くなっていくものだと感じています。

きっとこのようなことは、これからの時代において、とても大切になっていくと予感していますが・・・さて、どうなっていくでしょうか・・・。

よかったら、これからも共に自分らしい素直な心を大切に・・・『心のコミュニケーション』を磨きながら・・・一歩ずつ深い幸せ育んでまいりましょう。


ご覧下さりまして、ありがとうございました。



もしこの活動を支援したいと思って頂けましたら、サポートして頂けましたらありがたいです(^^) (少額でかまいませんし・・・ご負担にならない範囲でよろしくお願いしますm(_ _)m)