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食欲vs読書欲

お腹がすいた
でも、本を読みたい

先日、食欲と読書欲の戦いが脳内で行われた。

教授に勧められた「思考の整理学」は、難しそうな題名のわりに、内容はエッセイでとても読みやすく、様々な筆者の経験や偉人の逸話を根拠に思考について語られており、とても面白かった。

本を読みたい
この欲は確かにあった。

しかし、お腹がすいた。
ご飯は食べた。しかし、なぜだろうか。デニッシュパンを食べたくて、しかたなくなった。近くのコンビニまで買い買いに行かなくてはいけない。それも面倒だ。だが、口の中はデニッシュパンを求めている。

外に出るのも億劫だし、本を読もう。


数ページ読んでみたが、ダメだった。
デニッシュパンが食べたい。

本に集中できないので、スマホを10分ぐらい見た。
既読が増えていく漫画アプリは、自分を情けなくした。

なぜ、本に集中できないのか。
お腹がすいたぐらいで、本が読めなくなるのか。
本読みの人は、食事すら忘れて、本を読むではないか。
なんと、私は意志が弱いのだろうか。

自分に絶望感を感じ、最悪な気分になった。


ここで、スマホを見続け、本を読めない自分を嘆き続けるのが、今までの私。

デニッシュパン、買いに行った。袋と携帯だけを持って。

本を読むために、一度食欲に負けよう。
コンビニで、セブンのデニッシュパンを買い、一心不乱に食べた。
美味しかった。食欲が満たされたので、本も読めた。

私が優先したかったのは、本を読むことだ。
お金は減るし、体重は増える。
しかし、知識も増える。
甘んじて、金の減少と体重の増加を受け入れよう。

しばらく、食欲vs読書欲は
食欲が勝ち、読書欲はそのあと満たすことになるだろう。


素晴らしいものを見つけてしまった。
業務スーパーで、一斤230円程度の酵母食パンがあった。
夢のような価格と大きさ。
業務スーパーは、大食い学生の味方だ!

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