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カブキロックス - お江戸-O・EDO- 1989 

イカ天出身バンドとしてブレイクしましたね。バンド名が表すように、歌舞伎メイクとファッションが特徴と言うか、持ち味のバンドでした(歌舞伎メイクと言えば、海外のKISSの方が先だったりしますが)。

決めポーズと言うか、見栄を張るというパフォーマンス・スタイルが、まあ、歌舞伎メイクからヒントを得てるだけのKISSとの違いかな…

そして、元禄からタイムスリップしてきたという設定があったり。こういう設定を引き継いだのが、聖飢魔Ⅱなのでしょうかねぇ? いやさ全然違うか…

聖飢魔II 「蝋人形の館」1986

まぁ、なんだ。聖飢魔II の方が先なんだな。

して、ライブを“狂言雷舞”、曲目を“演目”と呼ぶ。パートについても同様の和風言い換えで、ボーカルを“歌い手” ギターを“六味線”、ベースを“四味線”、ドラムを“洋太鼓”、キーボードを“鍵盤”と呼ぶ…と、wikiにあるのですけど、戦中かいっ!って、ねぇww (いい球、打者だめっっ…みたいな?)

柳ジョージ「歌舞伎」1991

こっちの歌舞伎ではない。

ちなみに、カブキロックスになる前は、氏神一番さんが結成した和洋楽器混成の「KABUKI ROCK 一番屋」という名前のバンドと青木秀麻呂さんが結成した和製グラムロックバンド「ヒステリックグラマー」と言うバンドがあって、それぞれで活動していたそうです<両方とも1986年結成

※ヒステリックグラマーってブランドのアパレルがあったような? そしてヒスブルとは関係ないなっっ

この二つのバンドが合体して出来たのが、カブキロックス。んで、イカ天に出演したわけですね。

「お江戸-O・EDO-」1989

ショートバージョン

こちらイカ天での演奏。

オリジナルはご存知、ジュリーの「TOKIO」
これを江戸時代風の歌詞にアレンジしたものです。で、見事メジャーデビュー。

沢田研二「TOKIO」1980

この頃のジュリーは無敵。今は‥カーネルサンダース化してしまったもんなあ…遠い瞳 ちなみに作詞は、糸井重里さんだったりする。

どもっ! 糸井重里です 私が作詞しました

「すみれSeptember Love」1990

ご存知、一風堂の曲のカバー。シャズナもカバーしていますが、こっちの方が先かな?

一風堂 オリジナル 1982

ラーメン屋ではありませーん。

SHAZNA カバー 1998

「虹の都」1990

「千両役者」1991

「勇気があれば」1993

アニメ「剣勇伝説YAIBA」の主題歌です。知らんけど。

「大江戸 恋町 華の町」2009

「めぐり愛ナイト」2011

そうですね、ぶっちゃけ、こんなバンド居たなーって感じで、「お江戸-O・EDO-」以外の曲、知りませんでしたっっ

今思うと、ビジュアル系のはしり??なのかな?? まあ、いないわけではなかったけれども。コスプレしてのバンド<スペクトラムとか米米CLUBとか。

パッと出てきて、パッと散ってしまったそんなイメージ。
ていうか~ この頃の日本のバンドブームには、正直あまり興味なかったというのもあるかなあ。イカ天は知ってはいたけど、ふうん…て冷めた目で見てたかも。番組終了とともに、あっという間に鎮静化したし。すごいバンドが出てきたって番組でもなかったし…

「お夏狂乱」1990

何ていうか、この頃の日本の音楽としては、異色系とか変わり種系がたくさん誕生していたイメージで、オーソドックスなバンドはあまり出て来なかった時期のような気がする。なんだかんだバンドの全盛期もイカ天とだぶってて、その後、主要なメンバーが脱退して、メンバーチェンジが何度もあって、いくつかのバンドに枝分かれして(人間椅子とか)、それでも完全解散とはならず、細々続けているっていのがスゴイよね。

人間椅子「無情のスキャット」2019

2001年以降は新生カブキロックスとして再始動していたり、翌年には新旧オリジナルメンバーでの対バン対決もあったりで、仲が悪くての分裂や脱退だったわけでは無く、たぶん音楽の方向性の違いだったのでしょうね。もともと、ジャンルの違う、2つのバンドの混成バンドだったし。

でもって、全然話違うけど、なんだかんだでだらだら終わってしまったオリンピック。ジュリーとカブキロックスのコラボでこの曲ってのも面白かったろうなと、そんな風にも思ったみたりするデス。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/10/10 掲載記事より転載


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