Gazebo - I Like Chopin / 雨音はショパンの調べ - 1983
ガゼボって言うと、「あずまや」を思い出してしまうのですが…建物ではなくて、歌手です、歌手。シンガーのガゼボww
変わった名前だなあ…と当時も思いましたが、レバノン生まれのイタリア人とアメリカ人のハーフ。お父様は外交官でお母様は歌手なのだそう。
そして日本だと、この曲だけの一発屋なイメージかなあ。して、原題に「雨」は入って無くて、邦題だけなんだよなんw
イタリアの歌手って言うと、クラシック以外のジャンルでは日本であんま有名な人いないなあって気がする。
Milva「Bella ciao」1972
ミルバとかフリオ・イグレシアス(あ、違う。スペインだった)くらい?イタリアの歌謡曲って、フランスのシャンソンに相当するカンツォーネとかなんだろうけど、日本でヒットした人いたかなあ…私が知らないだけか。
このガゼボもイタリアでは人気ある人みたいなんですけど、やっぱこの曲だけって感じですね。
「I Like Chopin」1983
ヒットしたし、あちこちで掛かってたなあ。すごく好きってわけではないけど、やはり頭に残りますよね。何度も聴いたその時代の曲って言うのは、雨の日のスタンダードになったし、ショパンも同時にフューチャーされたし…
まあ、ショパンも定番ですけどね。ちなみに私はショパンは別にって感じww もともとクラシックは苦手なんですね(寝てしまう)。ピアノ曲は好きだし、リストとか、チャイコフスキーのピアノ曲は聞くけど。
映画予告「Chopin: Desire for Love / ショパン 愛と哀しみの旋律」2002
はい。前にも出したようにジョージ・ウィンストンとかサティは好き。あと村松健さんとフジコさんとかは…でも、ショパンとモーツァルト、ベートーヴェンとかはイマイチ。優等生過ぎる曲だからかもなあ。いまいちピンと来ないのは。
フジ子・ヘミング「ショパン/ノクターン第2番」
好きではない曲は、好きなピアニストさんの演奏なら、どうかな?? まあ、ショパンはジョルジュ・サンドとかの関係性とか、その辺りのエピソードとかでヘタレな音楽家、ダメンズのイメージがあるからかもですね。
で、カゼボのこの曲。イタリア人なのに英語版が世界でヒット。当然ながらイタリア語版もあるそうです。たぶん探せば見つかるはず。
歌の内容は、ショパンをあしらったラブソングであります。ショパンのイメージがイメージなだけに、繊細でエキセントリックな、そんな(ヘタレ)男性のラブソングを連想してしまったりなんかして…
さて、そしてこの曲はユーミンが日本語の歌詞をつけて、小林麻美さんが歌ってヒットしました。
小林麻美「雨音はショパンの調べ」1984
アイドル時代は、うーん??な歌唱力でしたが、この曲は彼女の雰囲気と、危うくアンニュイな歌い方が、ほどよくマッチしていました。
小林麻美「初恋のメロディー」1972
ああ懐かしい。
この曲以外、日本ではさっぱりなガゼボですが、YouTubeでは下記の曲とかが上がっていたりします。
「Lunatic」1983
「Love In Your Eyes」1983
イタリア人歌手って言うと、どうしても、オペラ系男性のあの堂々たる歌唱スタイルを思い浮かべますが、こんな風に柔らかな歌い方をするシンガーさんもいるってことですかね。
そりゃそうだ。
「Masterpiece」1983
てなわけで、雨音を聞きながらショパンを聞きましょう…って曲では無いっ手羽先よ。
他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/06/12 掲載記事より転載
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