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WORLD ORDER - WORLD ORDER - 2009

ワールドオーダーも、ミュージシャンというよりはパフォーマンス集団ですね。聞かせる歌でもないし、ダンスのための音楽でもない。

でもダンス・パフォーマンス・グループの位置づけ。ダンスというものの定義が広まった結果ではありますが…

いちおう歌を歌っているけど、音楽って言っていいのか微妙ww テクノなのか何なのか、まあエレトリックな感じ??

でもって、サラリーマンの恰好をして眼鏡掛けての七三分けで、幾何学的な動きのダンスというか(ロボットダンスに近いのか)、パフォーマンスって言うのがそれまでにはない新しいものだったところで変わり種ではありました。

この動き、もう人間じゃない...世界中で絶賛されまくりのロボットダンス

中心になっているのが、格闘家の須藤元気さんてのも面白い。

「WORLD ORDER」2009

聴く音楽というのではなくて、すべてがこのようなビデオ作品として、眺めて楽しむパフォーマンスダンスとしてのアートですよね。

「HAVE A NICE DAY」2014

「MACHINE CIVILIZATION」2011

「WE ARE ALL ONE」2019

そうですね、MVのロケ場所は毎回違うけど、なんだかんだ振りもさほど大筋では変わらないし、たくさん見てしまうと飽きてしまうのが欠点かなww 曲もそうですね、聴くものではなくて、ダンスとセットでBGM的なものとしての作品の一部だから。たまに楽しむのはいいけど、ずっと見ていたいものでもなく、見ていられるものではない。でも、たまに見ると新鮮…

だから、どこかの待合室とか、街中のとあるシーンで流れてれば、ちょうどいい感じってそんな気がする。そこらへんは まるでエリック・サティの音楽と似ている気がします。

あちらは空気のように、風景に溶け込んだ音楽を目指したわけですが、ワールドオーダーも都会の風景の中に紛れてこそのパフォーマンスで、息抜きとして楽しむのがちょうどいいダンスで存在ってとこかなあ。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/04/16 掲載記事より転載


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