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Spiritual Case Study~輪廻転生からの学び

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Reincarnation~輪廻転生を繰り返す魂の変遷と履歴。名も無き人々の人生模様、生と死と癒しの物語を綴った、スピリチュアルセラピーの現場におけるセッションの記録。 星の数ほ…
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#トラウマ

Case Study-No,4「紅蓮の記憶」

【スピリチュアル・カルテNo,4】- Y・Wさん 一人ひとりの人生にドラマがある。 けれど、 たった一人の人間の人生にも、たくさんの壮大なドラマがあったりする。 今回のは、そのことを実感させられたケースのうちの一つ。 その人は占い師時代のお客さん。 ヒーリングの仕事を始めてまとなく、 私がヒーリングを始めたことを知り、再び訪れてくれたのだった。 「いつも気分がすっきりしなくて、何か後ろ向きで・・・」 相談の内容自体はいたってシンプルなもの。 椅子に座ってもらって、

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Case Study-No,5「心臓に刻まれた傷」

【スピリチュアル・カルテNo,5】-Aさんのケース クライアントさんにいちいち説明はしないが、 施術用の椅子ではなく、お茶と歓談をしているテーブルにて 既にリーディングやヒーリングは始まっていたりします。 さりげない世間話をしながら、その人の波動・・・オーラ1の色、広がり、 顔色、言葉の響きなど色々とチェックをさせて頂いているのです。 テーブルの下でもぞもぞ手を動かしたりもしつつ。 たまーに目を凝らすと、ちっちゃい透明なヘルパーさんたち? も慌しくその人の周囲を飛び交っ

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Case Study-No,10「あにいもうと」

【スピリチュアル・カルテNo,10】Kさんのケース 占い師をしていたときも、ヒーラーになってからも・・・ 口が重くて、暖簾に腕押し、みたいな 自分から何もしゃべらない人は、やりにくいの一言。 自分が何を知りたいのか、何が問題で、何について悩んでいるのか、 自分はどうしたいと思っているの、何を解決したいと思っているのか、 今がどういう状況で、どのようないきさつで今に至っているのか、 そうした情報をまったく提示してくれないことには、いろいろ難しい。 (逆に自分に都合がよい情報

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Case Study-No.12「悲しき舞姫」

【スピリチュアル・カルテNo,12】T・Mさんのケース 人は、楽しかったこと、幸せだと感じたことよりも 苦しかった、哀しかった、辛かったと・・・ なぜか、そうした痛い記憶ばかり覚えているものだ。 私たちが行動へと向かう動機の背景には、 「快楽」か「痛み」か、そのふたつしかないのだという。 哀しい記憶は、当然ながら痛みに属する。 誰しもが痛みを感じて生きるよりは、 快楽を感じながら生きることのほうを選びたいと欲するだろう。 しかし、心はそれを求めながらも、 人は半ば反射

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Case Study-No.13「魔女狩りという冤罪」

【スピリチュアル・カルテNo,13】Tさんのケース 私自身、魔女裁判で処刑された過去生を経験していますが、 セッションには、同じ痛みや経験を持つ、かつての仲間というか、 同様の冤罪で殺された犠牲者に出会うことも少なくありません。 まあ、魔女狩りは数百年も続いた無知と偏見、 集団ヒステリーによる非人道的悪法ですし、 歴史の一部にさえなっています。 被害者の数はナチスの虐殺の非ではないですから、 確率的には珍しいことではないでしょう。 さて・・・ 紹介でN県からわざわざいらし

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Case Study-No.17「原爆の傷あと」

【スピリチュアル・カルテNo,17】U・Tさんのケース 魂は肉体に宿るのではなく、 実のところ、肉体を内包している。 (魂、という言い方は語弊があるというか、正しくないが) ある意味では、オーラも魂であって、 肉体に位置している部分は、魂をひとつの細胞だとすると、 その細胞の核のようなものだといってもいいのかもしれない。 (正しくは、オーラも肉体も魂が作り出した、移し身なのだが) 魂は、過去の肉体のデータを持っている。 自分がどのような形状をとってきたかを・・・ まる

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Case Study-No.18「人生の有給休暇」

【スピリチュアル・カルテNo,18】Tさんのケース 医療にも「科」という専門があり、 学問にも「学部」という区分けがあるように エネルギー・ヒーリングの分野にもそれがあるのだろう。 私はたまたま、過去生ヒーリングが得意なよう。 ヒプノセラピーとは違うスタイルの、前世療法になるのかな・・・ ※当時は一方的に『読み取る』ことしか出来なかったけど、 今はヒプノセラピー(トラベル)で、 クライアントさん自身に見てきてもらうほうが早いので、 ヒプノをすることのほうが多くなっていま

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Case Study-番外編「戦士の休息」

「三時方向に敵の狙撃手発見。伏せろ!伏せろ!」 銃弾が壁を貫く。誰かが叫ぶ。 別の誰かは神に懇願している。殺してくれと。 クィンは戸口へ這い寄った。 銃を構えて狙いを定めようとしたその時、世界が炸裂した。 どういうわけか自分はイラクに舞い戻り、 仲間の頭が吹き飛ぶのをまた見ている。 と思った瞬間、 クィン・ウォーカーはベッドの上に跳ね起きた。 心臓が高鳴り、全身汗びっしょりだった。 上掛けを剥いでふらふらと窓辺まで歩き、 山に広がる草地を眺めた。 夜明けまで一時間足らず

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Case Study - No,23「過去からの贖罪」

【スピリチュアル・カルテNo,23】Tさんのケース  ちょうど、yahooのトップニュースに、 「再建で4年ぶりにわが家へ」というタイトルで、 四年前に起きた、耐震偽装マンションのことが載っていたので。 ここに書くことの許可をもらいつつ、書きそびれていたことをそろそろ。 "金持ちの世界は面白いに違いない 金持ちの世界はいつも晴天 金持ちになれたらホントいいのに" ・・・は、ABBAの「Money Money Money」 "世の中、お金さえあれば、ザッツオールライト

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Case Study -No,26「異文化コミュニケーション」

【スピリチュアル・カルテNo.26 】Mさんのケース

Case Study - 番外編「任務遂行と人情の狭間で」

コロナ禍からのこの世相で 集合体意識としてのグループ・エレメンタルは勿論のこと どうしても過去の未消化な想念(エレメンタル)が 刺激されてざわざわしてしまう人はいるだろうなと そう思ってたわりには そのような相談が持ち込まれることなかったんですけど この時期になって身近なところで 過去の傷口が開いてしまった方がいたのでした 定期的にレッスンに来て下さっている生徒さん 自粛期間中はずっと ビデオ通話でのリモートレッスンだったのですが 数か月ぶりの対面にて なんか胸のあたりが

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Case Study - 番外編「桜の涙~心象風景としての記憶」

遠隔ヒーリングで垣間見させて頂いた風景 その人の心の中に深く落としている影 心の奥底に深く眠らされた 無意識の中に沈む澱 遠い遠い記憶の彼方に、埋没させられた とある春の日のワンシーン それはそれは、古い映画のように とても印象的で 美しく、叙情的で、詩的な切なさにあふれていて それとは対照的に そのような景色を心に閉じ込めることになった 母としてのその人の、閉鎖的で意固地な心が 様式美を伴って、心にインプリントされた風景と とてもアンバランスで なんとも言えないやる

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Case Study - 番外編「愛の骸 夢の残り香①」

人は人生を生きる上で 記憶でありデータでもあるエレメンタルを創造する それらは肉体と心と思考が反応して生産されるもの 人それぞれに創造するエレメンタルは 量も質も多種多様に異なるのでそれが故に私たちには オリジナリティに満ちた個別のパーソナリティを創り その人独自の人生を生きることになる 言い換えていうなれば 人格(パーソナリティ)というのは その人が創ってきたエレメンタルの集合体であり その人生を生きる上でペルソナとして創られてきた パーソナリティもまた キャラクターと

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Moonlight Shadow / For you

彼女が彼を最後に見たのは 月影にさらわれる姿 彼は彼女のことを心配しながら、案じながら 月影にさらわれて行ってしまった 土曜日の夜の不可解な出来事の中 彼は行ってしまった。遠い向こう岸の世界へと 彼は無謀な争いに巻き込まれてしまった 彼女にはそれをどうすることも出来なかった 夕闇の中でささやく木々は 月影にさらわれて 切ない悲しみの歌を奏でる 月影にさらわれながら 彼女に見えたものは拳銃の影だけだった 彼は行ってしまった。遠い向こう岸の世界へ 彼は逃亡中のならず者に6発も撃

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