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Case Study - No,23「過去からの贖罪」

【スピリチュアル・カルテNo,23】Tさんのケース 

ちょうど、yahooのトップニュースに、
「再建で4年ぶりにわが家へ」というタイトルで、
四年前に起きた、耐震偽装マンションのことが載っていたので。

ここに書くことの許可をもらいつつ、書きそびれていたことをそろそろ。

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"金持ちの世界は面白いに違いない
金持ちの世界はいつも晴天
金持ちになれたらホントいいのに"

・・・は、ABBAの「Money Money Money」

"世の中、お金さえあれば、ザッツオールライト!"

そんな風に歌っていたのは、シンディ・ローパー

世の中には、お金が大好き、お金さえあれば・・・と考える人は多いし、
お金がすべてと考えて、お金に価値のすべてを置いている人もいる。
わずかばかりのお金のために、人を殺したり、騙したり・・・
楽して大金を儲けようとする人たちも。
いまは生きるためではなく、贅沢をして、楽に好きなことをするために、
お金を稼ごうという人の、なんと多いことか。

それはそれでとても貧しい考え、生き方ではあるけれど、
無理にお説教をして考えを変えようとしても、無理なこと。
今のところ、まだ彼らは、その段階に「いる」に過ぎない。
いつかきっと、彼らも後悔することになる。
そのツケを自ら払わなくてはいけない時が、必ず来るのだから。

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お金、お金・・・
それは単なる「通貨」に過ぎないのに、
人を振り回し、社会を牛耳ったりもする。
あくまで何かと引き換えに、得るための「道具」でしかないのに、
人はその道具としてのお金に操られ、運命を狂わしもする。

さてさて、そうはいうものの、
一方で、お金を稼ぐことが苦手な人たちがいる。

とくに職人気質(かたぎ)と言われる人なんかそう。
自分の仕事にプライドを持ち、めちゃこだわりを持っているくせに、
その仕事自体…「能力」「作品」をお金に換算するのが苦手で、
請求することが出来ない人たちが。

「金なんかのために仕事をしてるんじゃねぇ!」といいつつ、

お金が無いと生活出来ないのが現実なのに、
ただ仕事の腕だけを認められることを欲していたりする。

こういう人が家族を持ったりすると、
家族がものすごく苦労するんだけどね・・・。
コストパフォーマンスをめちゃくちゃかけるから、
「売り上げ」が出なくって、結果、赤字みたいな。

(うちの母方の祖父がそうでした。大工でしたけど、
300万で仕事を請け負ったなら、材料費に300万かけて、
アフターフォローまで無料にしちゃうような人。
自分の作品としての建てた家を眺めて、悦に入るような)

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また、お金を「汚いもの」と捕らえて、
お金を受け取ることに抵抗を示す人もいる。

「お金持ちは嫌い!」と、
僻みとか妬みとか、コンプレックスを通り越した、
過度な嫌悪感や拒絶反応を持つ人も。

こういうのは、お金のトラウマっていうのかな・・・
お金にまつわる事件に巻き込まれたことがあったり、
お金に対する「恨み」を抱えていることから、だったり。

親が多大な借金をして、その返済で苦しめられた、とか・・・
遺産相続の醜い争いを経験してしまったり、
大金を手にしたとたん、親戚や友人が増えて・・・なんて、
そんなこととか。

「お金」と健康的な関わりをもてない人の中には、
自分をきちんと認めることができないというような、
自己評価が低すぎる人も少なくなくて、
なおかつ、愛情に関して問題を持っている人も多かったりする。
「自分は愛される価値がない」というような。

だから、「自分の仕事に対する評価としての代価、
 それだけの金額を受け取る価値がない」としてしまう人。

今回は、そんな風に、「私なんぞが、お金を頂くなんて、めっそうもない」

みたいな、トラウマがゆえに、お金に縁遠くなっていた方のお話。

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その方は珍しく、
紹介ではなく、雑誌での記事から、サイトを見ていらして下さったり。
といっても、ヒーラーとしての記事ではなくて、
占い師としての特集記事かなんかだったかと・・・
でも、その雑誌が出てから、一年くらいは経っていて、
つまりは、雑誌の記事を見かけてから、連絡を入れてくれるまで、
色々と悩んで、いくべきか否か、相当迷いがあったと言うこと。

ちょうど、
例の耐震偽装事件が世間を騒がしていた頃だったので、
訪れて下さったのは、四年前だったかと。

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デザイナーの仕事をしてらして、フリーでやっていたのだけれど、
数年前に、たまたま出席したセミナーで知り合った人たち数名と、
会社を興すことになり、出資金を出し、
役員として名を連ねることになったものの、
実質、給料ナシのような状態で、会計も責任の所在も不明瞭で、
何かスッキリしない状態のまま、仕事だけが多忙で・・・という、
そんな現実的な問題に直面されていて、当方に相談にいらした次第。

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