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Case Study-No.17「原爆の傷あと」

【スピリチュアル・カルテNo,17】U・Tさんのケース


魂は肉体に宿るのではなく、 実のところ、肉体を内包している。
(魂、という言い方は語弊があるというか、正しくないが)

ある意味では、オーラも魂であって、
肉体に位置している部分は、魂をひとつの細胞だとすると、
その細胞の核のようなものだといってもいいのかもしれない。
(正しくは、オーラも肉体も魂が作り出した、移し身なのだが)

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魂は、過去の肉体のデータを持っている。

自分がどのような形状をとってきたかを・・・
まるで形状記憶スーツみたいに。
直前の人生で男性だった女性は、魂がそれを覚えているから
なかなか女性の肉体になじめないことがある。
(女性にばかり生まれてきたり、男性にばかり生まれてくると、
あまり使用したことのない肉体、環境、
ジェンダーに要求される事象に適応しにくい、ということ)

また、女性のジェンダーをあまり経験していないと、
女性らしい肉体を「形づくる」のに苦労する。
男性も同じで、直前の人生で女性だったり、
女性というジェンダーばかり経験していると、
男性らしい肉体を作るのに苦労するので、線の細い肉体になってしまう。

まあ、ストレスの多い環境で妊娠すると、
DNAが損傷してしまって、配列が狂ってしまうこともあるから、
魂の肉体化が失敗したことだけが、
男性らしい女性、女性らしい男性を形作る要因ではないんだけどね。

(※戦時下において空襲にさらされた地域では、
 性同一性障害の生まれる確立が高くなること、立証済。
 男、に生まれると、戦いの場に行かなくてはならないからなのか…
※生物学では最初すべての人間はメスとして生まれ、
 男性はその後オスへと変態していくのですね。
 なので、そのオス化に失敗したり、
 メスとオスの中間に位置してしまうのが
 キメイラなどの配列失敗というか・・性同一性障害が生まれる所以
 そのことには、母体となる人の精神状態も大きく関わっているという話)

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直前(前世)のデータが一番、今の肉体に影響を与えるけれども、
今生で生まれてきた人種を過去に経験していると、
その時の記憶から、何百年も前の特徴が肉体に現れることがある。
同じ民族でなくても近しい人種だと・・・。

魂の状態が肉体に現れ、それを形作るように、
肉体の状態が魂に影響を及ぼしたりもする。
例えば、アルコール中毒や煙草の害、アヘンなどは
肉体を通り越して魂を毒する。
刺青も次の肉体に影響する。
大体において、次の次の人生まで、傷跡は癒えることはない。
そして、大きなケガなどの肉体の損傷ももちろんのこと。
その場合、何度となく転生を繰り返す過程において、
肉体は受けたダメージを癒していくことになる。

つまり、
一度損傷した、ダメージを受けた肉体が滅びて新しい肉体を得たとしても、
以前の肉体の問題(病気や怪我で損傷した状態)は新しい肉体に現れる・・・
ということ。

だから、死んで新しい身体を得れば、
今の肉体の特徴や疾患とおさらばできる・・・
というわけではないということ。
怠惰に肉体を甘やかして肥満体になっていたり、
肉体を酷使しすぎた結果も、
傷跡も、悪くしてしまった内臓も、
次の肉体にしっかり反映されるので。
なので、今の肉体を大事にし、ケアすることは意味がある。
鍛えたり、美しく磨いたり、健康を維持することも・・・
これは後の身体造りにしっかり生きてくるので。

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私が育ったところは千葉の工場地帯。
某大手製鉄工場で支えられていた町で、
夜はいつも工場の炎で赤く燃えていた。空は煙で灰色で。
そんなんでクラスメイトは喘息、気管支炎ばかり。
学校では、光化学スモッグ注意報で校庭に出れないこともざら。
当時は他人の過去生なんて見ることはなかったけれど。
後に、喘息で苦しんでいる友人の過去生がたまたまみえちゃって、
「ああ、その後遺症なんだ」と思ったりした。

ようするに、過去生で肺病・・結核で亡くなっていた人なんだよね。
この病気で死んだ人は多いし、うつる病気であったから、
周囲から忌み嫌われて孤独のうちに死んだり、
絶望した人も多かったから、
その時の心の傷と一緒に残っちゃっているんだよね。
もちろん、
喘息の人がすべて過去で結核だった、ってわけではないけれど。

アトピーの人も、これまた全員ではないけれど、
見ると、原爆や焼夷弾などで焼け死んだ人が多かったりする。
皮膚が焼け爛れて死んだから、その情報が残ってしまったんだ。
しかも、比較的最近の傷なので、癒えるには時間がかかる。

こころに焼きついてしまった、
「恐怖」を完全に取り除くその日までは・・・

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さて、その人はとても可愛らしいお嬢さんだった。
けれども、いつも虚無感といいしれぬ不安につきまとわれていた。
そして悪夢と恐怖感に怯えてもいた。

彼女のオーラをチェックすると、
オーラ自体に「焼け爛れた」ような焦げあとがある。
初めて見るもので、頭の上は「???」になった。

これ、なに?

しかも、「焼き付けられた」ような、
空間がねじまがったような、ヘンな焦げ方・・・
うまく説明できないのが、もどかしい。

・・・ああ、彼女は広島の原爆で亡くなったんだ。

焼け爛れた町、地獄絵図のような風景が目の裏に飛び込んでくる。
そこにあった町の面影はない。

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