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言葉を編む

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もう少し、自分を愛せたら

こんなはずじゃなかったのにって言葉
きっと今の自分にぴったりで、とってもずるい言葉だ。
新生活が始まってわずか1ヶ月、もう音をあげかけている自分がいる。

私のしたかったことってなんなんだっけ____

受験勉強中、いつも考えていた
今の大学に通う自分
サークルで自由に踊って(ダンス部に入りたかった)いる自分
新しい友達と夜通し語る自分
もっと本を読んで、旅行して、笑っている自分

今、私何してる

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何かを探し求めて、あなたへ

何かを探し求めて、あなたへ

何かを探していた、気がする
手を伸ばして
掴みかけたものがある、気がする

前も後ろもない透明の中で
足跡を作っては
出発点も終点も僕であることが
ひどく恨まれて

周りの幻影に妬いた
影を作るだけの自分が痛くて
それでも衝動は変わらず脳を揺らした
その感覚だけが
確かに、宿っている

終われ、終われと願いながら
どこかで終わらないことに救われる僕がいた
多くの正しさに押しつぶされて
泣き出しそう

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言語化の限界

写真に撮ると本当より色褪せることがあるみたいに、絵に描いても景色が閉じ込められいように、きっと言葉にしてもそれは掴めないんだと思う。
(指示先のない指示語は国語では怒られる気がする。誰か宛先を下さい。)
言語化して色褪せたことはないけど、色づいたこともない。強いていうなら白黒に縁取られたそれに、読む私が色をつけてく。

「全部言語化するなんて疲れちゃうよ」
寒い廊下で隣に座った君が言ったこと、多分

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書くという行為

書くという行為

書くことが救いで、書くことしかできない。
言葉はとても膨大で無限で、その意図を分かった上で常に的確な言葉を慎重に選んで話すのは思っているよりもしんどいし精神が削られる。
そんなことを一日会話しながらやっていると途中で強制シャットダウンが始まる。
だから書くのが好きだ。
選べる。
悩める。
できるだけ近い言葉を吟味しておいてあげられる。
磨いた言葉が鈍く光るのを見て少しだけ安心する。

書くことがで

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ことばを編む

辞書は編むって言うんです。書くって言いません。
辞書編んで欲しいって言われたら軽率に惚れちゃうかもしれない。
あんでほしい。きゅん!
(失礼致しました)

言葉を結んで解いて寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながる。大好きな君の名はの言葉をふっと思い出します。

 辞書編みたい!って思ったのは去年「船を編む」って小説を読んだ時から。海って言葉をなんて表す?って辞書編

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