荻原祐嘉

荻原祐嘉

最近の記事

生活時間帯

 私が最近読んでいる小説には、時刻がこまめに書いてある。「時計を見ると10時だった」とか、「まだ午後4時で、夕飯までにはまだ時間がある」とか書いてある。11時になったのでもう寝ようかとなったり、時間をかけて朝食をとってから、家を出て8時ごろに駅に着いたりするのである。この小説の主人公は朝型みたいだ。散々お酒を飲んでもまだ夜10時にしかなってない。夜10時くらいからが1日の本番、みたいな自分からすると羨ましい限りだ。日付が変わる前に寝たことなんて、3年前に上京してきてから多分一

    • 大学生活

       今日は朝鮮語の授業を受けるために学校に行った。「朝鮮語」の部分をより耳馴染みのある表現にすると、韓国語の授業だ。我が校では「朝鮮語」という科目名で、朝鮮半島で使われている言語が教えられているのだ。理由は学期の最初に説明されたのだが、大意では「大した理由はない」ということだったと記憶している。別に、朝鮮語を教える教授陣が、朝鮮半島が北朝鮮と大韓民国という二つの国家に分断していることを受け入れず、強靭に統一を主張しているとか、そういうことではない。まあとにかく、今日はその朝鮮語

      • 虫がこわい

         虫が苦手だ。  最近だんだん暑くなってきて、昼間中窓を開けておくようになった。すると、虫がたくさん入ってくる。コバエくらいならまだ手で捕まえられるが、たまにギョッとしてしまう大きい虫が入ってくる時がある。この間は、外が暗くなってきた頃、ふと天井を見上げると、ハチのようなものが天井にとまっていた。  虫が部屋に入ってきたとき、通常取られる選択肢は捕まえて外に逃す、もしくは殺虫剤などで駆除することだろうが、私の場合は違う。私は、虫がダメ。戦略的撤退である。  虫を発見すると私は

        • セレウス菌

           この間、ずっと冷蔵庫に入っていた茹でうどんを食べた。賞味期限は、外ぶくろとともに行方をくらました。捨てちゃったのだ。  半年前くらいにもずっと冷蔵庫うにあったうどんを食べたのだが、もうふにゃふにゃにだった。うどんというのはコシみたいなものが大事な食べ物だと思うが、もうコシどころじゃない。あれは離乳食だ。離乳食は遠い昔赤ん坊だった頃にしか食べたことがないのでどんな食感であったかなんて覚えていないが、親が撮っておいてくれたその頃のビデオの中で、私はいつも離乳食を口に入れられると

          眠たくて

          私はいつも大体夜中の3時前くらいに寝て午前11時くらいに起きるが、これは世間的に見ると遅寝遅起きである。多くの人は遅くとも2時頃までには就寝し、朝は9時頃までには起床するようだ。今日も寝不足でふらついていると、昨日何時に寝たの?と訊かれ、3時だと答えると、相手は「ええ」と言った。そこには驚愕の響きが含まれていた。今日は2時くらいに寝て8時半に起きて学校に行った。実は昨日も8時半に起きた。いつも9時間近く寝る人間が、二日連続で6時間くらいしか寝ていないので、夕方には気づいたらフ

          バランスおにぎり

           今朝登校中、後数十メートルで学校というところで、突然履いていたサンダルがよじれ、私はバランスを崩した。しかも思ったよりバランスを崩し、「高いところから地面位着地した萌えキャラ」みたいになった。もしくは、「勢い余って止まりそこねた萌えキャラ」だ。  恥ずかしい状況だ。しかし、頭では恥ずかしいとは分かっていても、心は恥ずかしいとは思わなかったようだ。別にコンタクトを入れ忘れて周りがよく見えないわけでもないのに、周りがあまり気にならず、そのまま歩いて教室まで行った。  ふと、以前

          バランスおにぎり

          ソフトクリーム

          今日は、授業を受けた後、友達が帰りたくないと言うのでグズグズしていた。もう5時で、電車が混むから乗りたくないらしい。お腹が空いたので、ミニストップに行ってネギトロ巻きを買って食べた。友達はソフトクリームを買っていた。ミニストップのソフトクリームは美味しいらしい。私はそもそもあまりソフトクリームを食べないので特別美味しいのかはわからないが、結構好きだ。 友達は、食べている間中「チーズの味がする」と言っていた。ソフトクリームが腐っていたか、彼女はチーズを食べたことがないのか、多分

          ソフトクリーム