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密教・仏教・インド哲学・修行法『1』

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密教や仏教やインド哲学や修行法を説明
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#境地

密教の煩悩即菩提

密教の煩悩即菩提

密教になってくると、煩悩即菩提の考えがでてきました。
自慢も菩薩の境地

欲のエネルギーを自分が悪くなることに使わないで、自分が良くなることに使っていく

苦を乗り越えて楽にする密教

愛も楽も苦に変わるから
苦も楽も求めない仏教とは違ってきました。

釈迦や仏教の教えは、この世は一切皆苦

その苦の社会から離れて、出家生活をして社会の苦を無くす修行

釈迦や仏教の教えの多くは、出家者の教え

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沙門果経と釈迦の哲学

沙門果経と釈迦の哲学

ヨーガスートラ経典やインドサーンキヤ哲学を読むと、釈迦の解脱や仏教の哲学教義そのものに感じます。

調べたら、釈迦の時代の沙門果経に書いてある、釈迦の解脱理論のような哲学者はいなかったようです。
そして、神を拝むバラモン教。
ヨーガも呼吸法や集中法で、解脱教義はまだまだなかったようです。
釈迦は出家して、哲学者の師に教えを受け、苦行のヨーガ修行をして、集中の定や智慧の能力を得て、解脱の新しい哲学理

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自慢してもよい理趣経

自慢してもよい理趣経

SNSのコミュニティで、ちょと自分のことを話すと、関係ない奴が出てきて自慢だと言ってくるのがたくさんいたが

聞く方に問題があるんですよ。

私は若い頃トヨタの営業しました。
営業では、まず信用してもらわないといけないから
自分がどんな人間か自己紹介していきます。
SNSのコミュニティでも、ちょと自己紹介すると
絡んでもいないかたが、自慢だと言ってくる奴がたくさんいた。
そんなかたは僻みや敵意帰属

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煩悩即菩提

煩悩即菩提

真言密教では、「自性清浄」という思想が根本にある。これは天台宗の本覚思想と対比、また同一視されるが、そもそも人間は生まれつき汚れた存在ではないというものである。『理趣経』は、この自性清浄に基づき人間の営みが本来は清浄なものであると述べているのが特徴。

特に最初の部分である大楽(たいらく)の法門においては、「十七清浄句」といわれる17の句偈が説かれている。初句:「妙適清浄の句」の句とは文章の句のこ

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