カウンターの 木目をなぞり 過去なぞり 今日はブレンドを 自分におごる
自分でいれれば安くすむ珈琲
いつものポットで、いつものマグで
でもそれじゃいけないなって思うこともある
音楽だけが響いている照明の控えめなカフェで
カウンターに座って
その一枚板の中の穴やでこぼこをじっと見ながら
立ち止まっている自分と話す
高級なカップに熱いブレンドを注いでもらう
カチャリとソーサーと触れ合う音
しーん…
お札一枚ほどの贅沢を自分に許す
家まで自転車でほんの5分
でも心は遠くへ飛ばせた気がする
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元保護犬であった愛犬がシニアとなりお空組となりました。まだまださびしい毎日ですが、これからも保護犬たちが幸せをつかめるように何らかの行動は続けたいと思います。愛ある作品も素人ながら作ってまいりたいと思っています。 お茶一杯分ほどでもサポートをいただけたら心から嬉しいです!