なばな円盤

保護犬・保護猫 Welcome Family Campaignで審査員特別賞☆ 子ども…

なばな円盤

保護犬・保護猫 Welcome Family Campaignで審査員特別賞☆ 子ども時代の心→「子供だった大人へのはなし」☆ 日記代わり→「今日の短歌」と「今日の五七五」☆ 元保護犬との暮らし→「愛犬短歌」☆ 現職はフリーランス翻訳者。夢は動物たちとののんびり暮らしです。

マガジン

  • 投稿企画の応募作品集と過去の受賞作品です

    投稿企画に応募してみた作品集です。 過去にnoteでご縁があった応募作品で受賞したものも入ってます(審査員特別賞だなんて、ほんとに幸せな思い出です)。 選ぶテーマはその時々ですが、マガジン全体を見ていただけると、なばな円盤の世界のようなものが出来上がっているかもしれません。 ちまちまと楽しく応募しまーす。

  • 「今日の短歌」を集めてみた

    「今日の短歌」に応募してみたのがきっかけで、自由な短歌づくりにはまってしまいました。 その時々で感じたことやnoteのテーマに合わせて作った短歌です。 一休みで一息つく感じで読んでいただけたら嬉しいです。 無料マガジンですが、もしも…、お気持ちサポートをいただけたら、とっても助かります。いただいたサポートは、まずは愛犬の治療(腎臓)と家族(心臓)の治療のために大切に使わせていただきます。

  • 愛犬短歌

    犬と暮らしてきた日々のこと、自由な短歌にしてみました。 犬を飼ってきた人には懐かしく、犬を飼いたい人には空気感を伝えられるような短歌になれば幸いです。

  • 子供だった大人へのはなし

    年齢を重ねてみて、少しさびしく、切なく、それでいて以前よりは優しく思い出せそうなことを、思いつくまま童話の形にしてみました。 自分自身の心を見つめることと同時に、傷ついた心を抱えたままおとなになってしまったなぁと感じている読者がいらしたら、そんな皆さんの心を少しでもほぐせるお話を届けたいと思っています。 無料の1回読み切りのお話をアップしています。お布施でのサポートをいただけたらとっても嬉しいです。今後の創作や研究や他のクリエーターさん達の応援にも使わせていただきます。 感想やシェアも大歓迎です! どうぞよろしくお願いします。

  • 今日の五七五

    お立ち寄りありがとうございます。 その時その時感じたことを五七五にしています。 「なんかわかるよ~」ってコメントいただけるとすごく嬉しいです。

最近の記事

怖がってる時にこの方法は無理でした~ビビリの元保護犬はなが教えてくれたレッスン②

<はじめましての方はまずこちらを読んでくださいね> 家のドアを開けた瞬間にガタブルに震えて固まってしまう。 外の世界は恐怖に満ち満ちている。 歩けないったら、歩けない。 やがて、家族との関係が築かれてきて、少しずつ少しずつ奇跡が広がっていく。 散歩の工夫によって、ニコニコがどんどんと増えていく。 今は天使となった世界一可愛い我が家の愛犬はなさん(親バカはこれぐらいじゃないとあきまへん)。 ペットロスを乗り越えて、彼女のことを以前よりもゆっくりとほっこりと思い出せるように

¥100
    • いらっしゃいませと旦那さんに言う

      「いらっしゃいませ」 「お、おう」 「星の数ほどあるお店の中から当店をお選びいただきありがとうございます」 「今日はよろしく頼みますね」 「では、まずはよく冷えたこのブランドブランから」 「俺が買ったやつじゃないか~」 「あれれ、そうでしたっけ~」 ここまででお芝居はおしまい。 しらすとグリンピースの天ぷら 蕪の炒め物 ジャガイモの何とかサラダ(忘れた) お家飲みは楽しい。 器選びも自由。 食べる量も自由。 さっき、「おう」とか言ってたお客さんが途

      • 怖がりが浮上するってどういうこと?~ビビリの元保護犬はなが教えてくれたレッスン①

        <はじめましての方はまずこちらを読んでくださいね> 家のドアを開けた瞬間にガタブルに震えて固まってしまう。 外の世界は恐怖に満ち満ちている。 歩けないったら、歩けない。 やがて、家族との関係が築かれてきて、少しずつ少しずつ奇跡が広がっていく。 散歩の工夫によって、ニコニコがどんどんと増えていく。 今は天使となった世界一可愛い我が家の愛犬はなさん(親バカはこれぐらいじゃないとあきまへん)。 ペットロスを乗り越えて、彼女のことを以前よりもゆっくりとほっこりと思い出せるよう

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        • エッセイが2位に入賞いたしました~

          先月、ここnoteでも応援のお願いをさせていただきました…(↓) 在宅での働き方ということを大きなテーマとしたエッセイの募集でしたが、我が家で働く私のそばにずっといてくれた愛犬との暮らしを書いたものを応募してみました。コンテスト企画側の趣旨とは違っているかもしれないので、自分の記念程度に書いてみたところ、思いがけず最終選考まで残り、さらに審査&投票で2位に入賞いたしました。 読んでくださった方、投票もしてくださった方、ありがとうございました。 賞金の一部は、犬の保護活動

        怖がってる時にこの方法は無理でした~ビビリの元保護犬はなが教えてくれたレッスン②

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        マガジン

        • 投稿企画の応募作品集と過去の受賞作品です
          6本
        • 「今日の短歌」を集めてみた
          56本
        • 愛犬短歌
          71本
        • 子供だった大人へのはなし
          3本
        • 今日の五七五
          18本

        記事

          ミニミニぷーるの日(わんこ日記)

          暑い暑い暑い日 川かどこかに連れて行こうにも車に乗せること自体が危険過ぎる そこで押し入れから「あれ」を取り出した 車庫の空いたスペースに「それ」を運んでいって ゴムの栓をして 園芸用のホースの先から水をどばーっと注ぎ込む 八割ほど水が溜まったところで 部屋で伸びるように寝ていた犬に声をかける 「ほれ、ちょっと遊ぼう」 犬がちらりとこちらを見上げる 「…ナンダロウ…」っていう疑いの目だ そうっと抱っこしながら立ち上がり 床まである大きな窓を足で開けて、

          ミニミニぷーるの日(わんこ日記)

          転職を選んだ旦那さんを選んで良かった(ことにする)

          ちょっぴり昔のお話です。 せっかく公務員になったのに、数年ほど働いた後、旦那さんはその仕事を辞めることにした。「辞めたいんだけど」という事前相談はなし。「辞めることにしたから」の報告あり。辞めるまでに悩んだ期間はもしかしたら長かったかもしれないけれど、私への報告から実行までの期間は短いとのこと。 「理由を教えて」と妻である私は尋ねる。そりゃそうです。ふたりの生活がかかっている問題だもの。 「まぁ、決めたので」 まずは、それだけ。こんなことを簡単に言い出すなんて、ひょっ

          転職を選んだ旦那さんを選んで良かった(ことにする)

          かわいい目は 何を見たのか ガザの赤子 平和を知らぬまま 布に包まれる

          Xでつらい動画を見た。 短い 短い 命。 その時の思いを書きました。 もうこんな残虐なジェノサイドはやめようよ。 私は長崎市長を支持します。 (8/9に)

          かわいい目は 何を見たのか ガザの赤子 平和を知らぬまま 布に包まれる

          (犬好きの)クリエーター様へ よろしければ最終選考作品の応援お願いしますぅぅぅぅぅ

          こんにちは なばな円盤と申します。 この度、「日本おうちワーク協会エッセイコンテスト」という企画に応募した私のエッセイが最終選考に残りました。 おー…(ひとり拍手)。 テーマはその名も「おうちワーク」。在宅で働きながら、保護犬を里親として迎えてからの日々を振り返ったエッセイです。 保護犬の里親さま、犬好きの方、フリーランスや在宅ワークをなさっているお仲間の方、エッセイを読むのが好きという方、よろしければ応援投票をいただけませんでしょうか。 投票された方には抽選でA

          (犬好きの)クリエーター様へ よろしければ最終選考作品の応援お願いしますぅぅぅぅぅ

          スーパーに 置かれた笹の葉 子どもたちの字の奥にそっと願いを吊るす 

          スーパーに買い物に来たおばちゃん(=私)が 入口に飾られた笹の葉を見つけて そのそばに置かれた机の上にある短冊を 一枚手に取った 同じくその机の上に置かれていたペンを手に取り およそ不可能ではあろうけれど でも心から願っていることを 大きな字で書いた 子どもたちが書いたと思われる短冊が すでに笹の葉のあちこちにぶら下がっている おばちゃんは、ちょっと恥ずかしいので、 枝の奥の方の葉っぱのかげに 自分の短冊を吊るした 「お願いします」 小さ~く、つぶやいた おばちゃ

          スーパーに 置かれた笹の葉 子どもたちの字の奥にそっと願いを吊るす 

          ベランダを ブラシで洗う 顎に汗 「Minority」を 口ずさむ孤独

          こんな暑い日の わずかな曇りの時間を狙って ベランダ掃除 ブラシでごしごし 汗がぽたぽた iPodでグリーンデイを聴きながら 右手も左手も使って 手すりの向こうの汚れまで 最後にバケツの水を シャパーンと流す その瞬間にまた陽が射してきて ベランダが白くきらきら光る 何やってんだろ… こんなヘンテコな自分 “Minority”が大好きな自分 バケツやブラシを片付けて タオルで汗をぬぐって 冷蔵庫のミルクを飲む いただきもののクッキーをかじる それだけのことだけど

          ベランダを ブラシで洗う 顎に汗 「Minority」を 口ずさむ孤独

          父と娘の仕事 ~ あの頃の昭和の話

          ハ刺し 栃木県出身の父が東京で注文紳士服店を開いたのが何歳の時だったのか、私は知らない。開店した頃の話やそれまでにしていた仕事のことを、娘である私が何十年も生きてからようやく興味を持って聞きたいと思ったときには、父はすでにこの世を去っていた。 私が覚えている一番古い父の働く姿は、小さな二階建ての家の一階に構えた小さな作業場で、背広やズボンを作っている姿だ。 父とは五つ年下の母も、私と兄、姉の三人の子供の世話をしながら、家事以外の時間は作業場で紳士服作りを手伝っていた。

          父と娘の仕事 ~ あの頃の昭和の話

          カウンターの 木目をなぞり 過去なぞり 今日はブレンドを 自分におごる

          自分でいれれば安くすむ珈琲 いつものポットで、いつものマグで でもそれじゃいけないなって思うこともある 音楽だけが響いている照明の控えめなカフェで カウンターに座って その一枚板の中の穴やでこぼこをじっと見ながら 立ち止まっている自分と話す 高級なカップに熱いブレンドを注いでもらう カチャリとソーサーと触れ合う音 しーん… お札一枚ほどの贅沢を自分に許す 家まで自転車でほんの5分 でも心は遠くへ飛ばせた気がする

          カウンターの 木目をなぞり 過去なぞり 今日はブレンドを 自分におごる

          私にも 不思議な「声」よ 教えてほしい 何をつくれば 何が来る

          人生、今、行き詰ってます ただ、決まったことをこなしている 愛するものを一つ失って ただ、夕方がやってくるのを待つ日々 ああ、「もっと、生きたいな」と思う レイ・キンセラのようにはいかないかもしれないけど 「それをつくれば彼がくる」 そんな声を聞き取ることができたらな 野球場の光景が目の前に広がる そんな現象を自分も感じ取ることができたらな こんなときこそ 慌てずに 目を閉じて 裸足で大地に立って 深呼吸 外にあるのではなくて 内にあるはずの

          私にも 不思議な「声」よ 教えてほしい 何をつくれば 何が来る

          夫婦喧嘩 したくなかった なんて嘘 ハートの叫び たまには出そう

          「うちは夫婦喧嘩したことがないなぁ」 「喧嘩するより自分で自分の機嫌を取ってしまう方がラク」 …と、友人、知人の口から聞いたことがあります。 我が家は、言い合いがたまにあります。 馬鹿なことで口喧嘩をします。 プンプンと怒って、自分の仕事部屋にこもるとき、デジャブの波のように、ああ、また同じことをしているなぁと感じます。 でね、気が付いたのですが。 相手(夫)に対して怒っているようでいて、そもそもが、私が、あるいは相手(夫)が、そろそろ怒りたいタイミングだった、

          夫婦喧嘩 したくなかった なんて嘘 ハートの叫び たまには出そう

          家事は会話でどうにかこうにか

          我が家は夫と二人暮らし。 夫は勤め人。私はフリーランスとして自宅で働いていて、この生活パターンは早くも四半世紀近く続いています。 家事については厳密な役割分担をしていません。家から出ることが少ない私は、仕事の量が少ない時には家事全般を引き受けます。私の受注量が多かったり、納期までの時間が短くて、家事どころではない大わらわの時期には、週末であれば夫が買い出しも含めてご飯づくりや掃除、洗濯を引き受けてくれます。 やれる人がやる、という感じです。これは聞こえはいいですが、お互

          家事は会話でどうにかこうにか

          この仕事 もうやめようかと思った日 部屋のあちこちが 少し笑った

          フリーランスで25年以上、よくやってきたと思う。 ちょっと疲れてきたなぁ。 キャリアだけはあっても弱い立場にいることには変わりなく。 むしろ厳しい環境となってきている。 もうちょっと、あともうちょっと。 今年まで。 いや、切りがいいからとにかく来年まで。 そんなふうに働き続けてきたけれど、続ける意味が分からなくなってきた。 相手の会社の都合に前よりも振り回されるようになってきたからだ。 巨大なエルゴノミクスキーボードに両手を置いたまま。 事務所代わりの自分

          この仕事 もうやめようかと思った日 部屋のあちこちが 少し笑った