ミニミニぷーるの日（わんこ日記）

暑い暑い暑い日

川かどこかに連れて行こうにも車に乗せること自体が危険過ぎる

そこで押し入れから「あれ」を取り出した

車庫の空いたスペースに「それ」を運んでいって

ゴムの栓をして

園芸用のホースの先から水をどばーっと注ぎ込む

八割ほど水が溜まったところで

部屋で伸びるように寝ていた犬に声をかける

「ほれ、ちょっと遊ぼう」

犬がちらりとこちらを見上げる

「…ナンダロウ…」っていう疑いの目だ

そうっと抱っこしながら立ち上がり

床まである大きな窓を足で開けて、直接車庫スペースへ

ぽちょん…

（エンジョイ中？）

（コレハナンダ…？）

「去年も入ったよねぇ。気持ちいいねぇ」

（ドウスレバイイノカ…？）

「ぴちゃぴちゃしてごらーん」

（トリアエズ、コウシテミルカ…）

そうして愛犬はなちゃんはプールの水を「かじり」ながら

ゆっくり半周して…

止まった。

足湯状態となってしまった

「じゃあ、もう出ようか？」と話しかけると

（イヤ、ベツニ…）とそのまま

ひんやりは気持ちいいみたい

実におとなしい涼の取り方

こういう子もいるのです

こういう子もいていいのです

楽しかったある夏の一コマ