うな重と山形のカベルネ・フラン
お正月も終わって、飲食店が通常営業モードに落ち着いてきた今日この頃。
前から気になっていた組合せを試そうと、近所のうなぎ屋さんに「うな重」のテイクアウトをお願いしました。
こちらの鰻はふっくら柔らか、香ばしく焼かれていて、端に見えるご飯もツヤツヤ。
いつも通りおいしそう!(たま~にお願いするんです。土用の丑の日以外にね。)
これに付属のタレと山椒をかけていただきます!!!
パクっとすると、至福~♪
うなぎは程好く脂がのってて旨味があり、臭みはまったくなく、タレも濃すぎず上品です。
適度にタレを吸ったご飯とあわせると箸が進みます。
この「うな重」と合わせるのは、山形県のウッディファーム&ワイナリーのカベルネ・フラン。
なぜこの組み合わせかというと、いつも丁寧にワインのテイスティング記事をかかれている水野寛之さんが、コメントでカベルネ・フランと鰻をオススメしてくれたから!
もとはといえば、水野さんがウッディさんのカベルネ・フランをテイスティングされた記事を見て、このワインを購入したのでした。
カベルネ・フランは、フランスのボルドー地方が原産と言われていましたが、ルーツはスペインのバスク地方にあるそうです。
「カベルネ・フラン」と「ソーヴィニヨン・ブラン」から「カベルネ・ソーヴィニヨン」ができたのは有名です。
また、カベルネ・フランはメルローの先祖でもあります。
味わいは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローよりも、やや優しく軽めで穏やか。ボルドーでは、単一品種ではなくブレンドされることが多いです。
日本ワインのカベルネ・フランを飲むの初めてです。
いざ、うな重と合わせてみましょう。
「めっちゃ合う!即決!!」
このカベルネ・フラン、気軽さもありつつ上品ですね。
華やかな香りと鰻の香ばしさ、ワインの程好い甘味とタンニンが鰻の旨味や甘辛いタレの絡んだご飯によく合います。
濃すぎず、いいバランスで、うな重と引き立てあっています。
このワイン、カベルネ・ソーヴィニヨンも少し(7%)ブレンドされていますが、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンというより、ブルゴーニュのピノ・ノワールに近い印象ですね。(あくまでも個人的感想です。)
さて、水野さんのテイスティング記事を読み返してみましょう。
そうそう!まさしくこれ!
こんな日本ワインがあったんですね。
カベルネ・フランがこんなに美味しいと思いませんでした。
先日、日本ワインの母ともいわれる鹿取さんが、「日本のカベルネ・フランは最近進境著しい」と書かれていて、私のなかで一気に注目品種になりました。
これから、日本のカベルネ・フランを注目していきたいと思います。
さて、今年初のワイナリー巡りをした帰路でこの記事を書いています。
その様子は、また次回リポートします!
今回もお読みいただきありがとうございます🍷
<ウッディファーム&ワイナリーのこれまでの記事>
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