日本ワイナリー巡り いわきワイナリー【福島県いわき市】
思いがけず、仕事の関係でいわき市にあるワイナリーさんへ訪問することができました。
車がないと巡れないところをまとめてご案内いただいたので、市内のスポットも合わせてご紹介します。
いわきワイナリー
いわきワイナリーは、2009年に福祉団体が設立し、ブドウの栽培を開始。
ハンディキャップのある方が農作業などを行う。
以前に紹介した足利のココ・ファーム・ワイナリーや、塩尻のサンサンワイナリーも福祉団体が設立したワイナリーであり、そのワインは高い評価を受けている。
残念なことに、いわきワイナリーでは東日本大震災後の避難と、断水の影響によってブドウの樹が枯れてしまった。
再度、農園にブドウを植え、2015年にワイン製造を開始することができたという。
ワイナリーはいわき内陸部の高台にあり、ショップからの眺めがいい。
そこで有料試飲をさせてもらう。
甲州オレンジ樽熟成を注文。
笑顔がいいスタッフさんにワインを注いでもらう。
暑い日に、よく冷えた白ワインが嬉しい。
ほのかなオレンジ色で、控えめな樽のニュアンスもいい。
いわきワイナリーは前から知っていて、ワインをいただいたことがあった。
以前は、もっとフレッシュ&ドライな印象だったが、風味が増しているように感じた。
栽培するブドウ品種も多くなっており、改めてオンラインショップで購入してみようと思った。
また、このロケーションがいい。違う季節にも訪れてみたいワイナリーだ。
年に複数回イベントも行っていて、特に11月の収穫祭は好評とのことで、シャトルバスも運行するそうだ。
いわき市内の景勝地・スポット
今回ご案内いただいたその他のスポットなども、写真で簡単にご紹介。
ご存知のところはありますか?
暑い日ではあったが、いわきは東京よりやや気温が低く、所々で雲が太陽の直射日光を遮ってくれた。
「やっぱり、夏は海だね!」とも感じた。
広い外洋と雲がポツポツと浮かぶ景色と潮風は最高。
時々、サーファーや磯遊びをする家族なども見かけた。
改めて訪れたくなる場所が多かった。
🏄 🏄 🏄
さて、期せずして、ワイナリー記録10県目は福島県となりました。
GWの山形県に続き、東北エリアです。
<日本ワイナリー巡りnote記録済 10都県+ワイン経験済 18道府県=28都道府県>
計10県になると、日本地図がそれなりにオレンジ色になってきました。
今年はもう1県、東北に行こうかと計画中です。
東北には震災復興が落ち着いたら行こうと思っていましたが、ここ数年は流行り病の影響で訪れることが難しかったです。
ようやく行けそうで楽しみです。
ちなみに、今年の1月には仙台にも久しぶりに行けました。
いよいよ夏休みシーズンです。
あなたも、どうかよい夏時間が過ごせますように。
今回もお読みいただきありがとうございました🥂
編集後記:いわき訪問の余韻
いわきに行ってから、色々な風景や言葉が思い出されます。
まるでワインの長い余韻のよう。
印象深いワインに会うと、翌日などもその香りがふと思い出されることがあります。
いわきから帰ってきても余韻が長く、記事アップ後に伝え忘れたことがあるように思い、追記します。
今回案内してもらった場所は、様々な由来がありつつ、災害からの「復興」という共通テーマがありました。
とはいえ、過去の被害を振り返るのみではなく、その後の物語が印象深かったです。
どんなに大きな災害があっても「それでもここで生きていく」という覚悟と前向きさ。
護岸が強化された海沿いのサイクリングロードや港エリア
再び植えられたブドウから作られたワイン
1160年に建立されて水害にあっても修復される阿弥陀堂や庭園
今回はご紹介しませんでしたが、石炭産業が斜陽化し、雇用を守るためにつくられたハワイアンズもいわき市にあり、震災から復活した施設です。
いわきの人々の底力を感じた旅でした。
そして、その底力は日本全体にも通じるのではないかと思います。
日本は災害が多い国です。
それでも、我々は日本に住み続け、未来を創っていこうとしています。
外部環境を言い訳にせず、自分ができることを精一杯やりたい、そんなことを思わせてくれたいわきの旅でした。
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