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見かけたら買っておきたい入手困難ワイン、その味わいは?【ドメーヌ・オヤマダ祝スパークリング2021】85点
日本ワインは年々レベルアップしている。ワインとしてのレベルが上がっていることもそうだが、それ以上に各産地、生産者の個性が反映されるようになり、何がやりたいのかがはっきりするようになった。
数十年前は海外のワインを目指してヴィニフェラを植え、抽出を強めて樽香をしっかりとつけたワインが多かったが、今は肩の力が抜けた流麗なワインが増えた。かつてのような海外に憧れたワインが悪いわけではないが、そもそも日
リッチでエレガントな高級“カリ・カベ”を飲むなら、パソ・ロブレスという選択肢は大いにあり【ホープ・ファミリー ”オースティン・ホープ”2021】94点
世界でもっともメジャーな品種ともいえるカベルネ・ソーヴィニヨンには大きく2つのタイプがある。
1つはボルドースタイル。多くがメルローやカベルネ・フランとのブレンドであり、バランスのとれた端正なつくりが特徴だ。
もう1つはカリフォルニアの濃厚スタイル。カルトワインに代表されるパワフルで豊満でゴージャスな香りと味わいが特徴だ。むろんカリフォルニアにもボルドースタイルの端正はワインはある。たとえばオ
驚異的なコストパフォーマンス、さすがのジャン・クロード・マス【ドメーヌ・アストラック d.A.シャルドネ 2022】87点
かつて安ワインというと、「安い代わりに品質はそれなり」なのが当然だった。学生の頃に飲んだコンビニワイン、居酒屋の飲み放題ワインなどは、今思うと品質はやはり低かったと思う。当時、ワインは100%ジュースで割った“なんちゃってサングリア”の材料としか見ていなかった。
隔世の感がある。
今やコンビニワインの品質も上がり、安ワインであっても高級ワインと遜色ない品質のものがほとんどだ。細かい部分を見れば
シャンパーニュと同等以上の品質で狙い目、オーストリアのロゼ・スパークリング【ブリュンデルマイヤー ブリュット・ロゼ NV】92点
ロゼ・スパークリングには他のワインにはない魅力がある。まずはなんといってもその美しいサーモンピンクカラー。日本でロゼといえば桜の季節のイメージであり、ロゼワインはまさに日本人として感性がくすぐられる色合いなのだ。
そして、スパークリングであることも魅力である。特に瓶内二次発酵で作られた高品質なスパークリングワインは、適切なグラスに注ぐことで美しい泡を生む。時に鎖のように、時により合わせた糸のよう
高騰続くブルゴーニュ白の代わりにボルドー白はいかが?【シャトー・タルボ・カイユ・ブラン2020】91点
世界的に人気の高級白ワインといえば、まず筆頭に挙げられるのはブルゴーニュだろう。モンラッシェをはじめ、グラン・クリュは高騰の一途をたどっており、超一流生産者のキュヴェはもちろん、昔なら1万円で購入できたような生産者のグラン・クリュも数万円以上に高騰している。廉価な広域ワインですら、5,000円程度は支払わなければならない。これではとても晩酌には使えない。ブルゴーニュはそのすべてが高級ゾーンに入った
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