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ワイン生産地旧世界②

前回に続いてワイン生産地のヨーロッパ以外のいわゆる旧世界に関して書いてみます。

◆アメリカ

アメリカのワインはほとんどがカリフォルニア州で作られ、カルフォルニアの中でもナパ・バレーと呼ばれる地域で作られるワインが特に有名です。
生産量ではスペインに次ぐ4位ですが、ブランド力が非常に高く、ときにはヨーロッパのワインより格上に見られることもあります。
価格帯は様々で、中にはカルトワインと呼ばれる10万円前後する非常に高価なワインもあります。
なおフランスなどと比べると気候が安定しているため、年による品質のばらつきが少ないとされています。
赤ワイン(カベルネ):フランスのカベルネに比べて、果実味が強く、酸味が少ないのが特徴。味は濃厚。
赤ワイン(ピノ・ノワール):ピノ・ノワールは栽培が極めて難しい品種。華やかな香りで渋みが少なく酸味が豊か。
白ワイン(シャルドネ):淡麗辛口ながらも、フランスのそれよりは果実味豊かで飲みやすい傾向がある。
有名なワイン
オーパス・ワン スタッグス・リープ
ハーラン・エステート カレラ

◆日本

日本ワインと国産ワインの違い
「日本ワイン」と「国産ワイン」。
一見違いがなさそうに思えるこの二つのワインには、実は違いがあるのをご存知ですか?
結論から言うと、国産ブドウ100%を使用して国内製造されたワインを「日本ワイン」、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用して国内で製造されたワインを「国産ワイン」と呼んでいます。

今まで"どちらも国産ブドウを使用している"と、勘違いしていた人もいるのではないでしょうか?
この二つのワインの明確な区別ができたのは最近のことです。

世界には、「ワイン法」という、ワインを明確に区別するルールがありますが、日本にはそれがありません。
以前の日本には、「日本ワイン」を定義する明確なルールがなく、「国産ワイン」として販売されるワインについての、業界の自主基準を使用していました。

主な生産産地としては「山梨」「長野」「北海道」等があります。
意外な地域としては「熊本」や色んな産地も発掘されています。

今後に非常に期待しています。皆さんシェアして頂けると嬉しいです。

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