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ぜんぜん違う…一人ひとりの老化速度。

一人ひとり異なる老化速度。

ダニーデン研究と呼ばれる研究では……
26歳から45歳までの20年間の老化度を計算し、1年の間にどのくらいのペースで生物学的年齢が進んだかを数値化。
それにより、老化のペースは各人によって大きなばらつきがあることが明らかになったそう。人によって体の老化速度であるPOA(ペースオブエイジング)の差だ。

人間は、誰でも暦上は同じく365日で1歳年をとるけど、
1年に0.4年しか老化していない人がいる一方で、
最も老化のペースが速い人では年に2.44年も老化が進行していたのです。
1年で2歳の差は、見た目に相当な違いが生まれるはず。
まだ研究段階ではあるけれど…..
その差には、細胞の活性化が影響しているのではないかと考えられている。

ヒトの身体の中にある「約37兆個の細胞」は、日々分裂をくり返し、
常に元気な細胞をつくり出している。

最近は遺伝子研究のイノベーションやライフサイエンスの進化で、人間の体も少しずつわかってきた。

オートファジー」
「サーチュイン遺伝子」….

細胞のコピーミスを防ぐために体に備わっているのが「オートファジー」機能。いってみれば、細胞内の掃除役と言える。

細胞内のDNAそのものが傷つくこともある。そうして破壊された細胞は元に戻れないと考えられてきましたが、修復できることがわかってきた。
それを可能にするのが、「サーチュイン遺伝子」。

車は定期的にメンテナンスしたり、ときどき部品交換したりすると、より長くに乗ることができる。
それはどこに手を入れたらいいのかわかるからです。

ライフサイエンスの進化で、ようやく人間の体も少しずつわかってきた。
少なくとも、オートファジー機能とサーチュイン遺伝子を活性化できれば、より長く元気な体でいられることになります。

もちろん、今後それらに対応する薬品、食品、サプリメントが続々開発・発売されていくだろうけど、まずは、一人ひとりが自分に合った運動やライフスタイルを見つけ、習慣化していくことが大切だと思う。



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