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マオリ(Maori)と日本の共通性

西暦 1200 年から 1300 年の間にニュージーランドに上陸したと考えられているマオリ。
当時、彼らはこの国を“Aotearoa アオテラロア”と呼んでいた。
その意味は「長く白い雲のたなびく国」…..諸説あり

その後、イギリス人入植者が到着し始めたのが1830年代。

現在ニュージーランドの人口の7割以上がヨーロッパ系、マオリは約17%ほど。
マオリ語は英語、手話とともにニュージーランドの公用語。
公共の施設では、施設名が英語、マオリ語の併記になっていたり、
あらゆるところでマオリ語を見ることができるようになってきた。
ニュージーランド国歌もマオリ語ー英語の順に歌われる。

興味深いのは、国名に関するこの国の世論。
この国名を変更すべきとした41%のうち….
公式に国名をAotearoaとするべきと答えたのは9%、
Aotearoa New Zealandとマオリ語ー英語両方にすべきと答えたのは31%。

それに加えて、マオリ語と日本語には多くの共通点がある。
まず母音は5つ。(a,i,u,e,o)
だから多くの日本人にとってマオリ語は読みやすい。

それと似たような言葉も多い。
例えば、
マオリ語で魚の事を「ika・イカ」
洞窟は「ana・アナ」と言い、
割るは「waru・ワル」と言います。
突くという単語は「tuki・ツキ」といったり、
とにかく似ている言葉が沢山あるのです。

そして、日本で有名なのは、ハカ(haka)。
ラグビー チームのオールブラックスの試合前の儀式を連想するでしょう。
ただし、このダンスは数あるダンスのうちの 1 つにすぎません。
ハカは、戦争時でも平和時にも行われるダンスのスタイル全体の名前。
それは、詠唱、足踏み、表情豊かな顔や体のジェスチャーを組み込んだ
様々な種類がある。

マオリのことは、まだまだ知らないことだらけだけど、
彼らの文化、習慣、歴史、生活様式…どれも何故か懐かしさを感じる。

僕自身、今ハマっているのは、
マオリの伝統的な伝統料理ハンギ(hāngi)。

一言で言うと、地熱を利用した料理方法で、umu ( ウム)と呼ばれる地面に掘った穴の中に置かれた熱した岩や石で、野菜や肉などの食材を加熱して料理したもの。

直接火にかけずスチーム状態で料理されており、柔らかくまた味を損ねることなく出来上がり、今でもマオリの人たちに重宝がられている。

ハンギを調理する穴には、通常、熱した石、アルミホイル、またはワイヤーバスケットが並べられ、野菜だけでなく魚や鶏肉も含まれることがよくある。

マオリの友人宅でご馳走になるハンギは、美味しくて、ヘルシーで最近のお気に入りです。

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