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コンビニのお菓子コーナーにこそ、悩める幸せがぶらさがっている

コンビニのお菓子コーナーにこそ、人を幸せにする何かがあると思う。グミとか干し梅とかラムネとかチャックがついてる正方形ぐらいのお菓子がある場所ね。あそこは、ずるい。

コンビニに行くたびに、あのサイズ感は世紀の発明だと思う。大きなリュックについている、小さめのポケットにポンと入るし、小さなカバンでも邪魔をしないサイズ。それでいて、いい意味で満足がないサイズ感。だいたいが「もう少し食べたい」と思い始めたところでなくなる。残り1粒までのカウントダウンのスピードが異常に速いのに、そのことに気づかない愚かな私たち。

そして種類の豊富さ! さっき、「コンビニ お菓子コーナー」で検索した画像がこちら。

夢じゃん……。なにこのカラフルさと商品の種類、味の種類。夢のようじゃん……。

これっていろんなグミを開発してくれる各会社の商品開発部がほんとうにすごいんだけど、それをこんなふうに並べられるフックもすごいよね。

ふらふら~と並んでいる様子は、イスが高すぎて床まで届かなかった子供の足を思い出す。ゆらゆらと、グミたちが揺れている。

選択肢がある幸せと、悩める幸せを感じれるのは、ここが一番だよなと思う。味も、硬さも、形も、なんでも選べる幸せを満喫する。


ちなみに、私はセブンイレブンのここが一番好きだ。なぜなら、私の好きな食べ物第一位は梅干しで、セブンイレブンのチャック付き梅干しの種類は他とは段違いだから。

干し梅も、甘いバージョンと、酸っぱいバージョンが用意されている。他のコンビニは、はちみつタイプの干し梅しかないのに!

それにカリカリタイプの梅干しも、赤い梅干しと緑の梅干しがある。大学生のとき、最寄りのセブンイレブンで赤いカリカリ梅を買いすぎて、一時期隣合う2フックが緑の梅干しになってしまっていた。あの時期、あそこのセブンイレブンで赤い梅干しを買い占めたのは私です。5年越しに謝罪させてください。すみません。

そういえば大学生のとき、カバンの中に絶対にグミが入っている友達がいて、彼女が一番テンションがあがった瞬間を見たのも、このコーナーでのことだった。

それについてはまた今度書きたいと思う。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。