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#43 会社存続と未来のお金を準備すること

さて、今日は、

経理や財務といった会社や事業の基盤であり血液ともいう部分のお話しです。

私は税理士として企業の経理や財務の方とお話しします。
また社外監査役として意見を求められるのは、税務に加えて、事業の投資に関すること、そして内部監査や会計監査財務や監査という分野が多いです。

企業のお金を扱う「経理」と「財務」のお仕事。
それぞれの違いについてご存知ですか?

・会社はなぜ赤字になるのか?
・借入金は返済したほうがいいのか?
・倒産や買収など不測の事態を防ぐには?
・会社の横領はなぜ起こるのか?

これらの疑問は、経理と財務のお仕事の違い、そしてそれぞれの仕事内容を理解することから、わかることがあります。

経理も財務も

いずれも、「会社のお金に関わる業務」という点では同じですが、経理分野のビジネスパーソンだけでなく、起業したい人、起業した人、経営幹部やマネージャーとしても理解しておきたい分野です。

それは、黒字倒産という言葉があるように「利益≠資金」であり、
お金の循環が経営に影響するということを意識する視点は各部署や各事業部を管理する人は大切な役割の一つだからです。

 経理も財務も「会社のお金を管理する」という点は共通ですが、「過去のお金の管理」と「未来のお金の管理」という点で、大きな違いがあると言えるでしょう。

具体的にそれぞれのお仕事内容はというと、

【経理の仕事】

お金の流れの把握・記録から、経営判断に欠かせない決算書(財務諸表)の作成まで、会社経営にとって重要なお金の管理を行うお仕事です。

伝票への起票や入出金管理、経費精算、帳簿記帳、税金申告、給与計算などが主な日常業務で、簿記というルールに則って、お金の管理を行うのが特徴です。

【財務の仕事】

財務の役割は、企業の経営に必要なお金についての計画を立て、資金を集めて管理すること。具体的には、決算書(財務諸表)をもとに、予算編成・管理や資金調達、資産運用などを行います。

会社によっては、IR(株主や投資家に向け、財務状況などの情報提供を行う活動)に関連する業務を担当することもありますし、経営資源である資産を適切に運用する財務は、企業経営を左右する重要な役割です。


そして機能の観点からは
お金を記録する「経理」とお金を扱う「財務」は分離することで、不正を防ぎ、そしてお互いが取引をけん制できるのです。

5社に1社が経験する横領には内部統制は不可欠ですし、

そして、

運転資金の確保だけではなく、資金の流動性の確保などを未来に備えて準備することは会社にとって大切な機能になります。


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