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#121 インプットとアウトプットの関係

先日、樺澤先生が主催されるウェブ心理塾の「創造的インプット&アウトプット術セミナー」に参加しました。

Q: あなたのインプットとアウトプットの比率は?

この質問に答えるとすれば、専門家としては長く9:1で過ごしてきたように思います。一方で、

「専門家を身近に」

という理念を掲げ、5年前から主軸の税理士の仕事を形を変えて活動を始めました。これまでは富裕層のお客様に合わせた行動様式を取っていたためSNSをやりませんでしたが、SNSを始めるとともに、税理士として小中学校での租税教育プロボノ活動、金融機関でのセミナー、東京都商工会議所の税務相談員、東京都の年収の壁セミナー講師などの時間を増やしてきました。

そして身体を鍛えて、コンテストに挑戦するというアウトプットもチャレンジしてみました(笑)。

そのような数年を経て、

先日のセミナーでは、最近はインプット6、アウトプット4という比率かなと感じました。


樺澤先生のご著書の中で

「アウトプット大全」

が特に好きです。特に、SNSをやらない私が新しい取り組みのためにSNSを始めて数年が経ち、最近、違和感や情報過多に対する恐れが生じてきたこともあって、非常に共感しました。

仕事柄、息をするようにインプットをしています。

30年間のキャリアを通じて、新人の時代から現在まで、情報の種類や取り入れ方、アクセス方法は変わりましたが、税法やその改正、実務に加え、会計、法律、経済動向、その他のニュースまで、必要なインプットを行い、迅速な意思決定に役立てています。大きなビジネスコンサルや税務意見書などだけでなく、例えば、1枚の領収書から瞬時に判断し、お客様からの問い合わせに口頭やメールで返答するなど、日常的にインプットとアウトプットを繰り返しています。

私には、興味のあるニュースに出会いたいという「発見の欲求」と、事象に対して自分なりの理解を深めたいという「理解の欲求」があり、これらを満たして意思決定を行いたいと考えています。

そして日々感じるのは良質なインプットの大切さです。
その使命感で「専門家を身近に」という理念を掲げ活動しているともいえます。

そして、仕事を通じてお客様からいただくリアルな情報こそが、一番価値のある情報です。その情報をもとに、社会や未来、経済の流れを自分なりに分析し、根拠を持って理解することができるのは、なんとも楽しい仕事です。

仕事を「続ける」ことこそが、良質な情報に触れるための一つの方法だと思いますので、皆さんにも「続ける」ことの大切さを意識していただきたいと思います。

「生活の中からノイズを減らす」

ということを意識して取り組んでいます。良質な情報の取得方法については、大学院での研究や論文執筆、税理士としての仕事を通じて身につけてきました。弁護士や司法書士、社会保険労務士の先生方と照会しながら仕事を進める過程で、元ネタにあたるというクセがついていますが、デジタル化した情報の中で、意図せず多数の関心を見てしまうことに対し、「なんとなく」読む、書く、見る時間を減らすことが重要だと感じました。今回のセミナーでは、インプットを増やすことの大切さも再確認することができました。

■「学びを結果に変えるアウトプット大全 (サンクチュアリ出版)」
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