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外資系コンサルのケース面接
みなさん、こんにちは
しょちょうです
異常気象のせいか、世界中どこ行っても暑いですね
今日は「外資系コンサルのケース面接」についてお伝えします
「外資系コンサルのケース面接」と聞いて、何を思い浮かべますか?
フェルミ推定ですか?
おおかた、正しいです
でも実は、コンサル企業によって出てくる問題は全然違います
例えば、マッキンゼーというコンサル業界でもトップの会社は、コンサル企業が使うケース面接の問題とは、全く違ったものを出してきます
以下、マッキンゼーとマッキンゼー以外のケース面接の問題について、ざっくりと解説します
1 マッキンゼー以外
ボストン・コンサルティング、デロイト、その他諸々のコンサル企業は、皆さんが「フェルミ推定」と聞いてすぐ思い浮かぶような問題を出してきます
たとえば、、、
・今現在、日本中のコンサル企業の職に申し込んでいる人の人数を導き出してください
・北海道の知事から、「北海道の「売上」を5年で倍にしたい」という相談がきました。あなたは、どう答えますか?
などなど。。。
これらの企業の場合、問題はあらかじめ推敲して作られたものではなく、面接官がその場でぱっと作り出していることが多いです
したがって答えも曖昧で、論理的思考能力というよりも、一見それっぽいことを言ってハッタリをかます能力が求められます
おそらくこのハッタリをかます口のうまさと、頭の回転の速さが重要なのでしょう(ちなみ私が受けた時の面接官の中には、論理的思考能力とはハッタリの上手さであると本気であると考えてた人もいました。超有名コンサル企業で働く自他ともにエリートと認める人の中にも、この程度の人がいます)
ちなみに答えも曖昧ですし、推敲された問題ではないので、面接官からダメ出しを食らっても、あなたの思考能力が弱かったわけではなく、面接官がその時頭に描いていた答えや価値観と合致しなかっただけです
後程説明しますが、この方法では論理的思考能力を測れない可能性が科学的に見て非常に高いです。
2 マッキンゼーのケース面接
マッキンゼーのケース面接は、算数・数学の問題です
したがって、明確な答えがでます
評価基準も明瞭です
また、試験には過去の実際の案件が出されることが多いです(簡略化してますが)
他のコンサル企業が科学的根拠のない「論理思考能力」なるものを図ろうとしているのとは対照的に、数字のデータを提示されるので、それを基に数式をたて、計算することが求められます
数学に強いことが「論理的」ということなの?と思われるかもしれません
が、少なくとも外の企業が使用している方法より遥かにマトモであることは確かです。
予め推敲された質問を用意した場合の面接と応募者のパフォーマンスの相関関係は、0.51
この予め質問内容や評価基準、評価対象が決まっている面接のことを構造化面接と言うらしいです
これはコインを投げてもらって表が出たら採用、裏が出たら不採用とそんなに変わりません
さらに推敲されてない質問を用いた面接の場合、相関関係は0.38ということで、さらに低いことになります
また、そもそも人間は面接で相手の性格やパフォーマンスを見抜けないことが明らかになっています
以上より、そもそも面接での判断というのは無意味なのですが、それでも数学の問題は答えが決まっており、評価する箇所も評価基準も決めやすい問題であるため、はったりの上手さ下手さを図るよりかは、よっぽど「思考力」や「論理的思考能力」を導き出すのに有用ということになります
次回以降では、マッキンゼーの面接の問題を再現して見せ、その解答もお伝えしたいと思います
また、ケース面接の中身以外のマッキンゼーの選考過程についても詳しく説明するつもりです
では、いってらっしゃい!
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