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【30秒の豆知識】東京裁判

東京裁判(極東国際軍事裁判)
1946年5月〜1948年11月

東京裁判とは、連合国が日本の中心的な戦争指導者を裁くために行った裁判である。

〔東京裁判、公判中の法廷内〕

この裁判では、3つの罪が問われた。

1つ目は、平和に対する罪。2つ目は、人道に対する罪。3つ目は、通例の戦争犯罪である。

この裁判で最も議論を呼んだのは、平和に対する罪。

太平洋戦争が始まった時には、平和に対する罪というのは存在しなかった。

ここで問題となってくるのは、罪を犯したとされる時点で存在しなかった法を適用してもいいのかということ。

法律というのは、その法の施行時以前には遡って適用されないという一般原則があるのだ。

でなければ、新たにつくった法律でいくらでも過去の出来事を罪に問うことができてしまう。

平和に対する罪、というのは正しく上記に当たる。

故に、この裁判は戦勝国が一方的に敗戦国裁いた不当なものである、という見方が未だにあるのだ。

(終わり)

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