日経MJで、前向き「クリぼっち」について語りました!
昨日12/24の日経MJに、僕のインタビュー記事が掲載されました。前向きな「クリぼっち」が増加しているというお話をしています。
クリスマスは、カップルのイベントだという固定概念はそろそろ払拭すべき時期にきています。
なお、本日の日経電子版でも全文掲載されています。ご一読ください。
東洋経済オンラインの連載でも書きましたが、未婚男女とも2割しかクリスマスに外出してデートはしない。カップルだとしても、家でまったり楽しむわけです。
そもそもクリスマスに男女がデートするという文化自体、80年代に生まれた「作られた文化」であり、30年以上を経て進化していくものだと思います。
いやいや、「表参道とか行くとカップルだらけだぞ」というご指摘もあるんですが、日本の20-50代未婚男女は約3000万人います。そのうちの2割がデートしているとして600万人が一斉にデートします。それはそれですごい規模です。
東京は全国人口の1割だと仮定しても、60万人がイブの日に出かけます。出かける場所は大体、イルミネーションのある場所など相場が決まっていますね。だとすれば、同じ場所に集中しても不思議はないわけで、60万人全員が表参道にはきませんが、5万人も来ただけでもそりゃあ目立つに決まってます。ちなみに60万人とは渋谷のスクランブル交差点の一日の往来数に匹敵します。
街がカップルだらけと感じてしまうカラクリはそんなもんなんです。
むしろ、今後商売として考えていかないといけないのは、残りの8割の人たちにどう消費してもらうかという視点の方が大事です。圧倒的にマジョリティの「クリぼっち派」の人たちにそっぽを向かれない方がいいと思いますけどね。
ところで、「クリぼっち」な人が寂しいと勝手に思っている人も多いかもしれませんが、とんでもない。レオパレス21が実施した「全国のひとり暮らしをしている20~30代の社会人男女計600名を対象とした調査」でも、クリぼっちでも約7割が『寂しいと思わない』と回答しています。
別に、感情が麻痺してしまったわけじゃありませんよ。
クリスマスを一人で過ごすことぐらいでガタガタ騒ぎ立てないような人が、やがて3割の恋愛強者の仲間入りを果たすのだと思いますよ。
そんなもんです。現実は。
長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。