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田園都市日記 in London⑦(2023/6/15)

ロンドンの一日はウォーキングからスタート。
水鳥達の水しぶきが朝日に照らされきらめきつつ、一方で羽ばたく音以外はまったくの静寂につつまれ、明と静が同居した早朝の湖です。
しばし時のたつのを忘れてしまう…

多分オオバンの雛たち
マガモのメンズクラブ
今ジブリで話題のアオサギ

今夜は英国の古い友人と夕食をとるので、アンティーク蒐集は軽めに。
今週月曜日に行って4軒中2軒が定休日だったものの、残り2軒で大漁だった元ベッキンガム宮殿近くの骨董屋通りへ。
2匹目のどじょうを期待しつつ残り2軒を訪問しましたが、釣果はそこまで…

飲み会の会場、ロンドンセントラルへは昔も毎日通勤でお世話になっていた旧ブリティッシュレールウェーでシティのムーアゲートまで一本。
途中アレクサンドラパレスの巨大な威容がなつかしい。11月にロンドン最大の花火大会があるんだよね。
約束の時刻まで余裕があったので、駅を出てバンクオブイングランドを抜けて旧職場でしばし再会に歓喜。その後ロンドンブリッジを渡ってサザークのバラマーケットへ。
市場でよく食事していたスペイン料理店とフィッシュ&チップス屋は今も残っていました!うれし~い。

ロンドン橋からタワーブリッジを望む、右岸の軍艦は大戦時の巡洋艦ベルファスト

シティ内の街並みは新たな高層ビルが建設されていたものの、おおむね変わらない印象。それよりも驚いたのは木曜日の17:00、街かどにはパブから溢れ出た、というよりも敢えて外で飲んでいるシティのホワイトカラーたちの大群、ほとんどお祭り状態でした。なかでマスクをしている人は一人もいません。金曜日はコロナ対応の影響で仕事後すぐに帰宅する人が増え、今や木曜日が職場の仲間と飲みに行く日の第一候補となっているようです。

その後、英友人Jさんのオフィスへ。Jさんは学生時代に日本に3か月ほど滞在していたことがあり、その時に知り合った仲。その後就職してお互いにUK、日本駐在するなかで会っていたものの、最後は約10年前の渋谷、本当になつかしい!
Jさんは外見は10年前とほとんどかわらず、年齢にもかかわらずスリムで長身、頭髪ふさふさ、うらやましい。
パブをクロールしてお互いの近況報告や、今後の人生、はたまた英日比較などさまざまな話題で旧交を温めました。
途中、学生時代いっしょに来日していた英友人Cさんともネットで繋けて会話。彼はかなり昔にハワイへ引越したと聞いていましたが、往年の色白美少年からは想像できないくらいこんがり日焼けした中年サーファーに変貌していました!

あっという間の5時間、さすがのロンドンの夏もどっぷり暮れてキングスクロス駅でJさんとお別れ。
11:30の近郊電車に乗り遅れ、売店で買ったひき肉ペストリーを食べながら次を待ちます。締めのラーメンみたいな感覚ですがなつかし~。
しかし、あいかわらず大型ターミナル駅における英国の鉄道案内表示は謎!
0:00頃出発のケンブリッジ行快速(次の駅で近郊普通電車へ乗換)を同じく乗り遅れた他の地元客たちと待っていたのですが、出発5分前になってもホーム番号が表示されないのです。今回は結局1番ホームからでしたが、近郊路線は11番ホームなので移動にはゆっくり歩けば5分弱はかかります。ただし、ケンブリッジ行は中距離路線なのでもっと若いホームからだろうことは多分他の方々も予想していました。
直前の掲示板表示を確認して、待ち客たちはいっせいにスタート、足早に東側の1番ホームへ向かいます。なんとか駆け込んだところ、すでに乗り込んでくつろいでいた客はそれなりにいて、直前に折り返し列車が入線したわけでもなさそうです。きっとケンブリッジ行はいつもこのホームから出ることを知っていた方々ですね。こういった運営に地元客も慣れっこのよう。他のターミナル駅でも経験したことがあります。玄人には易しく、素人には厳しい英国、いいのか悪いのか…これも能力主義?

ほっとしたのもつかの間、次の駅の乗換で危うく寝過ごしてしまうところでした。しかも、終点は遠くケンブリッジで冷や汗もの。
こんどは万国共通ですが、たった一駅で飲んで座ってはいけませんね!

明日はロンドン近辺で最大のアンティークセンターに行ってきます。

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