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【Day220アルゼンチン】日本版メッシは作られるか?

日本で偉大なメッシは生まれるのか?
結論、難しいと思った。
それはなぜか、メッシはただのサッカー選手では無いからだ。

メッシとは何者か?

メッシは凄い。
データで見ると明らか。
メッシが大活躍する時代に生まれて良かったと思っている。
何度もメッシのプレーに度肝を抜かれてきた。

そして今回ブエノスアイレスを歩いて、メッシはただのサッカー選手ではない事を知った。
アルゼンチンの人にとって、シンボルであり、神であると感じた。
データでないところ、プレーでないところの凄さを知らなかった。

街で見掛けるメッシ

街を歩くと、メッシの服を着た人、メッシのグッズを売ってる店だらけだ。
感覚的には10人に1人くらいメッシだ。
アルゼンチンにはスター選手が沢山いる。
ディ・マリアもアグエロもみんな。

それなのにお店は全部メッシ。
厳密にはボカとメッシ。
アルゼンチンナショナルチーム

ボカ

インテルマイアミ

パリサンジェルマン
の順にユニフォームが置かれている。

ほらね、メッシだ。

ちなみに、こんなにも国のナショナルチームの服を着てる人が多い国も珍しい。
特に1人の選手だけがこんなにも人気なのも珍しい。

メッシと街の人の距離感

メッシは子供の頃にスペインに渡っている事を考えると、生で見た事がある人ほとんどいないだろう。

それでも人はメッシを崇めている。
メッシが居ないアルゼンチンと居るアルゼンチンでは明らかに何かが違うだろう。

そう感じる程にメッシと人々の距離が近過ぎる。

メッシ側のプレッシャーはどうだろう。
国民全員の期待を背負っている。
大袈裟ではなく、全員がメッシの事を常に考えている。

最早メッシは産業

メッシは産業だ。
製造業、広告業、メッシ業だ。
サッカーがうますぎるとこうなるのか。
何の要素がここまでの圧倒的な違いを生むんだろう。

スポーツ面の活躍度合いは大谷翔平が近いのか?
将棋の藤井聡太もそうかもしれない。

ただ、明らかに距離感や浸透度合いが違う。
生活の一部であり、お金の動き方も違う。

恐らく大統領の言うことよりメッシの言う事をみんな聞くんじゃない?笑

一個人の域を超えている。

5年前にポルトガルに行った時、クリスティアーノ・ロナウドはここまででは無かった。
メッシ産業は凄まじい。


では、日本でこのような選手は生まれるのだろうか。


恐らく生まれないだろう。
(大前提、プレーの質の話ではないです)
これが僕がアルゼンチンに滞在してる期間で出した結論。

なぜなら、何かしらのスターに熱狂するのには、スター性だけではなく、国内がまだ充実していない要素が必要な気がする。

アルゼンチンの場合は経済不安や政治不振でまだまだ成長の余地は高い。
ホームレスも沢山いる。
そんな日常に満足していないからこそ、スターに思いを馳せる気がする。

日本はそこが違う。

もう一つ、とてつもないお金がメッシには流れている。
だからこそ産業になり得たのかもしれない。
日本のスポーツ界はそうではないと聞く。

そこも大きく違うところだろうと。

それでも僕は日本でサッカーに熱狂する空気を作りたいとも思う。
大人が何かに熱くなる姿は本当に魅力的だった。

また、メッシが好きになった。
メッシの本を買いました笑

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