作品を支えるイラストのプロ集団! アートディレクションチームとは?
「フーモア」が絶対に楽しいと感じた
ー自己紹介をお願いいたします。
フーモアwebtoon事業部のアートディレクション(以下:AD)チームリーダーの遠藤と申します。
大学1年生の夏頃にインターンとしてフーモアに入社し、大学4年間をフーモアで務め卒業後、ゲームイラスト事業部のディレクターとして正社入社しました。
なので、社会人歴は5年位なのですが、フーモア歴は9年目となります。
様々な部署でイラストやシナリオなどのディレクター経験を経て、現在は、webtoon事業部でADチームのリーダーをしています。
ーインターンからそのまま社員になられたということですよね。
はい。他の会社に就職しようかフーモアに入社するかを考えた時に、フーモアの方が絶対に楽しいなと思ってインターンからそのまま正社員になる道を選びました。
ー元々イラストなどは描かれてたりしていたのですか。
少しは描いていましたが、専門的に絵を監修するADというポジションまではやったことがなかったので、webtoon事業部でADになってから、より深く勉強しだした…という感じですね。
ADは人気の出る作品をつくるためにサポートするチーム
ーそもそもADとは何をする人たちなのでしょうか。
大まかにいうと、webtoonで作家さんが制作された『線画・着色・仕上げ・背景』の4つのクオリティを専門的な目線から確認して、作家さんと一緒に作品のクオリティを上げていく仕事ですね。
作家さんにFBを出して作家さんの力を引き上げつつ、作家さんの教育も行っていきます。
ーその4つの中でも確認したりする観点が異なると思うのですが。
そうですね。ADとして見るべきポイントは各工程で異なります。
ー例えば?
線画の場合は『人体デッサン』や『絵柄の寄せがきちんとできているか』、
着色の場合は、『その作品に合った演出や、着色がきちんとできているか』
背景の場合は『パースに合わせられるか』は勿論ですが、男性向け作品になると戦うシーンがあったりするときにより、『パースを変にならずとも時空を綺麗に歪ませることができるか』、『背景を作品のテイストに合わせて作画できるか』など様々なところを見ています。
ーかなり色々なところを見ているのですね。
ディレクターが「こういう作品にしていきたい」という考えに沿ってそこからどうすればクオリティの高いものを出せるか…というところも考えています。
最初は2人しかいなかった
ーADチームですが、最初は2人しかいなかったようで。
そうですね、最初は僕ともう1人しかいませんでした。
ー最近はかなり増えてきて、メンバーの皆さんの出身も多様な方が多いですよね。
今は8人の組織になっていて、漫画制作出身や、ゲームイラスト出身、コンセプトアート出身や3Dの出身の人もいます。
中には元々OLとして趣味で絵を描いていた人もいたりして本当に多種多様です。
そして、最近フーモアでは作品が増えてきており、人員が足りないため今後一緒にやっていける人が来てくれると凄く嬉しいですね。
ー国籍や学歴など要件はあるのですか。
特にないです。イギリスや中国出身の方もいますので。
学歴も気にしたことはないです。
ADは作家さんの力を引き上げる力が必要
ーフーモアのADになるために必要なスキルを教えてください。
絵が描けるのは前提条件ですが、どこかの工程で特出した技術を持っていると嬉しいです。
例えば、着色や演出が上手いとか線画のデッサンがかなり上手いとか自信があるかというところも大切です。
また、トレンドを追って人気のある作品を作るディレクションができるかというのも必要ですね。
作家さんにFBを出して作家さんの力を引き上げつつ、作家さんの教育も必要になってくるので、勿論全てできれば嬉しいですが…得意不得意があると思うので、特出した技術があれば大丈夫です。
ADは専門的な内容をかみ砕いて説明できることも大事
ー今後「フーモアのADとして働いてみたい!」という人もいるかと思いますが決まった選考方法や課題等があれば教えてください。
基本的には、「通常の採用」と「スカウト」の2つがあります。
ースカウトとは通常の採用とは違うのですか?
通常採用は名前のとおりになりますが、
スカウトは、フーモアのwebtoon作品でいずれかの工程を担当していた作家さんの中から、僕たちの方からお声掛けするという形式です。
ーそうすると、既に人柄を知っている上でのAD選考になるということですね。
はい。通常の採用だとポートフォリオが必要になりますが、担当作からの
スカウトの場合だと既に作業していただいているデータがポートフォリオになります。
そのため、他の作品でもきちんと絵を見ることができるかというところで別タイトルでのトライアルを行ってもらってから面談という流れになります。
ーつまり、通常の採用の場合はポートフォリオが必須…だと。
そうですね。ポートフォリオを確認して、トライアルしていただいたいた後通過した方には現場社員の面談⇒役員面談⇒代表面談の流れとなります。
ートライアルの内容を教えていただけますか。
本人が希望する工程で内容は変わってきます。
例えば線画でのADを希望している場合はフーモアのwebtoon作品の中から3ページほど渡して、そこで線画調整をしていただきその内容が適切かどうか、というところを見ています。
ートライアル通過したら、今度は面談ということですね。
遠藤さんも面談に携わるかと思いますが、主にどのようなところを見てい
ますか?
webtoonの関心や、興味は勿論のこと、人柄や対応能力ですね。
ー対応能力というのはどういうことですか?
専門家として作家さんを尊重したFBを出せているか、ディレクターと円滑に案件を進行できるか、絵に詳しくないクライアントに対してわかりやすくかみ砕いて説明ができているか、というところが対応能力となります。
ーたしかに、専門用語で話されても、専門家ではない人にとっては
伝わらないことも発生しそうですもんね。
そういうことです。
自分のノウハウを自由に表現できるのがwebtoon
ーADのリーダーとして様々な経験をされてきたかと思いますが
楽しいところを教えてください。
楽しい所は、様々なところで活躍してきたメンバーがほとんどだからこそ、僕自身学びが多いところです。
ADメンバーの中でも得意な工程がそれぞれにあるため、知らなかった事の発見が多く僕自身いつも勉強になっています。
映像系の知識、コンセプトアート系の知識、マンガの知識……など知らない分野の知識を吸収することができます。
あとは、自分の関わった作品が世に出た時は飛び跳ねるほど嬉しかったです。担当した「重力使い」と「当て馬モブ令嬢」がLINEマンガで総合1位になったときは寝れませんでした。
下記リンクから読めるのでぜひ!
ー様々なメンバーがいるからこそ、自分の世界が広がるという感じですね。
逆に大変なところは何ですか?
大変なところは、webtoon自体日本ではそこまで浸透していないため
「これが正解」というのがあまりないところですね。
ただ、それって裏を返せば自分の今までのノウハウや勉強して得た知識を自由に表現できるというメリットだと考えています。
イラストの知識、マンガの知識、映像の知識、背景の知識……たくさん活かせる箇所があります。
ー最後に、チームとしての今後の目標があれば教えてください。
より良いクオリティのものを今後スタジオとして出していければと思います。
もちろん、それが1回だけではなくどの作品でもできるように再現性も高めていきたいです。
そしてディレクターも含めて原作元と一緒にどういう作品にしていけるかをお互いに話し合いながら一緒に売れる作品を作っていく、そんなチームにしていきたいです。
皆さんのご応募お待ちしております!
最後に、弊社募集についてです。
■募集職種
◎制作アシスタント
各工程における制作アシスタント業務になります。
・ネーム(絵コンテ)担当
・背景線画担当
・着彩担当
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◎アートディレクター(作画監修)
Webtoonのクオリティ管理と作画監修業務になります。
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◎ディレクター
Webtoonの制作進行管理と品質管理になります。
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■問い合わせはこちら
株式会社フーモア 担当:井本洋平
TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com
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