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就活の軸を固めるための自己分析に必要なコト

■自己分析の目的

就活における自己分析の目的は企業・職種選びのためです。

自分を客観視して思いを言語化するため、みたいな事もネット上には転がっていますが、これはあくまで副作用的なものかと思います。
面接で質問を投げかけられた際、明確な言葉が浮かばなくとも、ご自身の中にある答えの概要さえ伝えることが出来れば、それで十分です。

人事は思いのほか人と合うので、だいたいの回答で言いたいことが伝わっちゃったりします。(私が出来るとは言ってない)

一方、企業・職種選びの軸はご自身の中にしか答えがありません。ミスマッチを無くすために、ここの深掘りは抜かり無いようにしましょう。


では、清田が就活の時に実践した、あるいは採用側に入ってから知った、おすすめの自己分析法をいくつか。

①過去の深掘り

一番シンプルな方法ですが、やっぱり大事です。
ただ、その時に漠然と深掘るのではなく、自分の人生において(良くも悪くも)大切だった選択をした瞬間と、人格面を分けて考えることが大切です。

そもそもどういう人なのか

それがどう影響して選択をしたのか
もしくは
思いを曲げてでも選択を迫られた理由はなんなのか

みたいな構図で考えると、自己理解が深まるはずです。

その時に考える質問の例:
人格面
・集団の中での立ち位置は?
・周りから何キャラと言われる?
・好き・苦手な人のタイプは?
・家族との関係は?
・将来の夢はなんだった? (幼少期・小学校・中学校・高校・大学)

大切な瞬間
・挫折した経験は? (幼少期・小学校・中学校・高校・大学)
・頑張った経験は? (幼少期・小学校・中学校・高校・大学)
・のめり込んだ経験は? (幼少期・小学校・中学校・高校・大学)
・進路を選択した理由は?


これらは割と面接などで聞かれる事も多い質問かと思います。

しかし、これは面接対策としてではなく、自分の時間でやることが大切です。
面接では取り繕った自分が出てしまうことが多いですし、期待されている想定回を求めてしまいがちです。


そして、これらを考える際に、当時の気持ちを思い出すことが大切です。例えば日記などを見返すと思い出しやすいかと思います。

日記を付けていない場合は、LINEやSNSをさかのぼり、当時書いていたことを見るのが効果的です。信頼できる人に向けて書いていた相談の文章、もしくはSNSの鍵垢は、おそらく本音が書かれているはずです。

②自己分析フォーマット

就活中に出くわすことの多い、自己分析のフォーマットです。
①を試した後に、考えが行き詰まったり、その次のステップに進みたいと感じた際に試してみましょう。

■深掘りの思考法

賢者の就活

©賢者の就活

過去を掘り下げる際に見ると便利です。

この質問の一覧に乗っている質問全てに答える必要はありませんので、多くの経験をこのフォーマットに当てはめてみましょう。

全ての質問が埋まる経験は、おそらく本当に深く考えたこと事柄だったのでしょう。
深く悩んだ事柄から就活の軸を考えるきっかけにもなるはずです!


■モチベーショングラフ

リクナビ 就活準備ガイド

©リクナビ 就活準備ガイド

モチベーショングラフは企業の選考にも使われることがあるフォーマットです。

①をある程度進めたあとに、自分の人生を大まかな流れで見ることができるので、後々振り返りやすくなります。
波が激しければ激しいほど、自己分析が進んでいるとも取れるので、なるべく多くの出来事でこの年表を埋めましょう。

③性格診断テスト

自分で考えるのに疲れた時に、ネットに転がっている性格診断テストで気を紛らわせましょう!

これらはいくつかの性格タイプに分けられるため、自分の深いところを理解するのは難しいかもしれません。
それでも、出てきた質問が考えを深めるきっかけになったりするのでおすすめです。

また、自分から見た自分は複雑だけど、周りから見た自分はいくつかのタイプに分類されている事は往々にしてあります。皆さんも他者を見る時、そういった分類をした経験があるのではないでしょうか?

なので、この性格タイプへの分類は自己分析をしながら、他己分析で得られる結論も得ることが出来ます。一石二鳥ですね。


フーモア20卒も相互理解の為に行ったおすすめの性格診断テストはこちらです!

■エニアグラム

9つの性格タイプとの親和性がそれぞれ数値化されます。
「どれか一つ!」とはならないので、性格や考え方の微妙な濃淡を見ることができます。

その結果を元に、自分の強みや弱み、合うタイプの人、学ぶべきタイプの人などが詳しく表示されるので、マッチする企業を言語化するのに役立つかと思います。

フーモア20卒で言うと
・大西、丹治、清田が「達成者」
・アイドルのKが「芸術家」
・リーダーの根本が「調停者」

勝ち気な性格がベンチャーを選択させたり、芸術性がエンタメ企業に進ませたり、マネージャー気質が若手リーダーの多いフーモアに導いたり。


■MBTI

大分類4つ、小分類4つの計16の性格タイプに分類されます。
心理学類型理論の代表的なテストであり、信憑性はかなり高いです。

サイトは一部英語になってしまいますが、向いているキャリアパスなどについても教えてくれます。
性格タイプで仕事や人生が決まるわけではないですが、参考程度に試すのも良さそうです。

フーモア20卒だと
・新規事業部の根本は「起業家」
・管理部の清田は「管理者」

など、やはり性格タイプによる軸の形成は見えてきます。


■ポケモン自己分析

まあ流行ったし、、ね?

というのもあるのですが、就活において自分を抽象化・キャラ化することは大切です。

先にも書きましたが、周りから見た自分は何パターンかに分類されていることは往々にしてあります。限られた企業の面接時間では、相手に自分の深いところまで全て理解してもらうことは難しいです。

であれば、かなり分かりやすく自身をキャラ化してくれるこの性格診断テストはおすすめです。

■最後に

最初にも書きましたが、これらは自己分析の方法です。
「選考でそれやるからいいじゃん」と考えるよりも、恥ずかしい記憶や、他人が聞いてもつまらないけど自分に大きな影響を与えたコトなど、なんでも自由に書きましょう。

自分の時間で行ったことは、自分だけが知っている情報になります。

分析した結果の全てを人事や採用担当者に伝える必要はありませんので、軸を固めるための自己分析をしましょう。

軸が固まるとー
・合わない企業はすぐに辞退できる
・合いそうな企業には全てをさらけ出せる
・なりたい自分になるための道が見えてくる

などなど、自己分析が進む分だけ、イージーモードの楽しい就活ができるはずです。

なりふり構わず就活を進める前に、一度立ち止まって考える時間があってもいいのではないでしょうか?


文責:清田

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