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芸術家の『文脈』を小説作家では『文体』と表現するらしい

机に向かって、英語で書き上げた一章ぶんくらいの文章を、日本語に「翻訳」していきました。翻訳といっても、がちがちの直訳ではなく、どちらかといえば自由な「移植」に近いものです。するとそこには必然的に、新しい日本語の文体が浮かび上がってきます。

村上春樹、『職業としての小説家』、スイッチ・パブリッシング、2015年、kindle38ページより引用


必要な文体を一度英語で書いて、それを日本語に逆輸入する方法はぼくの想定を超えていた。なかなかおもしろいなと。これって今のChat GPTを用いれば、様々な言語で試せそうなので、とりあえずこういう仕事は彼にさせときます。

にしても、村上春樹さんの分は回りくどくなく、シンプに読みやすいなと印象を受けました。と同時に文章作家も芸術家と同様に文脈の構築はするんだなぁと。





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