リゾートバイトのスタッフ登録はスマホだけでもできる【#11】

「リゾートバイト過去日記」は僕がリゾートバイトをしていた3年間を思い出しながら書いています。

【これまでのリゾートバイト過去日記は】2014年8月下旬。ニュージーランドから帰国した僕はオーストラリアで半年間同じホステルで一緒に暮らしていた友達二人と再会し、朝まで飲んだ。

「俺はもう一度オーストラリアに行って必ず永住する。そのためにこれから住み込みでバイトしてお金を貯める」

僕は友達にそう宣言し、すぐにリゾートバイトの登録に取り掛かった。

面接・電話面接は誰でも合格できる

僕は地元の滋賀県にある信楽(しがらき)で働くことを希望し、ヒューマニックという派遣会社にスタッフ登録(仮登録)をした。派遣会社の仮登録はスマホから名前やメールアドレスなどいくつかの個人情報を入力するだけで簡単にできた。

仮登録が終わってその日のうちだったか次の日だったかは忘れたが、いずれにしろすぐにヒューマニックから電話がかかってきて、本登録の説明を受けた。ヒューマニックの人からは「こちらは住み込みのアルバイトですが、保護者の方に説明はされていますか」と聞かれたときは少し驚いたが(当時僕は29歳だった)、おそらく実家暮らしが長かったり、ニート歴が長い人がリゾートバイトに応募することも多く、そういう人たちの親が「うちの子どもが住み込みのアルバイトに行くなんて聞いていません!」といったクレームなどが来てトラブルになることがあるんだろうと推測した。

僕は大学を中退した後に観光ビザでベトナムやオーストラリアなどの海外を合計1年間フラフラしていたり、その後2年間シェアハウスに住んでいたり、オーストラリアとニュージーランドで合計3年間ワーホリビザで暮らしていたこともあり、親としても今更僕が一人でどこに行こうが気にしていなかった。僕としてもオーストラリアとニュージーランドで世界中の人たちと一緒に暮らしたり働いたりした後で周りが田んぼだらけの滋賀の実家に住むつもりなんてさらさらなかった。

ヒューマニックの人との電話が終わると今度は本登録といって、web上で学歴や職歴、志望動機など履歴書のようなものを入力した。僕は大学中退後にアルバイトを転々としていたのでアルバイト欄に入力する内容が多かった上に、当時パソコンを持っていなかったのでスマホで入力したら合計3時間ほどかかった。人見知りが激しくて接客業は大の苦手だったので、希望する職種は裏方業務だけを選んだ。


本登録が終わった次の日ぐらいにヒューマニックから改めて電話が来た。今回の電話は前回のような簡単な説明とは違い、電話面接らしかった。電話面接を担当してくれる人は前回の電話の女性とは別の人で、僕が希望した信楽の旅館を担当しているらしい爽やかな声をした男性だった。

ヒューマニックは全国の主要都市に支店があり、関西では大阪に支店があるらしかった。支店の近くに住んでいる人は電話面接ではなく、支店に直接言って面接を受けるらしかった。僕の実家は滋賀県の南部で、JRを使えば大阪まで45分で行けるのだが、滋賀=田舎で大阪からは遠い、というイメージがあるからなのか、僕は電話面接を受ければよかった。

電話面接の内容はあまり覚えていないが、「面接」というよりかは「リゾートバイトの説明会」といった感じだった。リゾートバイトは住み込みのアルバイトで派遣先の寮に住むことだったり、派遣という雇用形態の契約について説明してもらった。

電話面接の時間は1時間以上は掛かったと記憶している。僕は適当に「はい」、「わかりました」と相槌を打つだけでよかった。僕は高校時代は県内でそれなりに強豪校の陸上部のキャプテンを務め、めちゃくちゃ厳しくて怖い先生と電話を掛けることも多かったため、それなりの電話マナーが身に付いていたのが大きかったと思う。とは言っても、ただ話を聞いて返事をするだけのことなのだが。

気が付けば電話面接は終わり、無事に採用されることを伝えられたのだが、僕としては「今のが面接だったの?」と拍子抜けするぐらいだった。後から知ったことなのだが、他の派遣会社も同じように面接・電話面接は面接と言うよりかは説明会と言えるほど簡単のものらしかった。おそらくだが、リゾートバイトは接客業や裏方業務、事務職など職種の幅が広く、いい意味で誰にでもできる仕事が多いため、電話面接で極端にコミュニケーションやマナーに問題がある人以外は合格するのではないのだろうか。


リゾートバイトのスタッフ登録の方法は派遣会社によって多少の違いはあるが、スマホ一つでできるし紙の履歴書をわざわざ用意する必要もない。電話面接も形式上程度のものなので、僕のように面接が苦手で嫌いな人にとってはかなり楽である。最近ではLINEを送るだけでスタッフ登録ができる派遣会社もあるらしい。

どこの派遣会社も登録は無料なので、例えば「3月いっぱいで今の仕事を辞めたらリゾートバイトをするつもりだ」とか「試験が終われば大学の長期休みにリゾートバイトをしてみたい」と思っている人は早めに登録だけやってみるのもいい。

(続く)

Atsushi

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