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制服好きと、note。

「あいうえおnote」の「せ」は「制服」。

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タイトルどおり、私は制服が好きだ。

てっちゃんではないけれど、駅員さんの制服姿が好き。
土地によって個性もあるし、なかには「自分は鉄道に関われて嬉しい」を姿から溢れ出させている方もいる。それを感じたときは、その方の制服姿を見るだけで、私までピシッとする。

そうなると当然のことながら、CAさんの制服もいい。
航空会社によっての違いもいいし、季節による違いや、ちょっとしたスカーフの結び方から見える個性も好き。男性じゃなくても心うかれることもある、CAさんの姿に。
そして、めったにお目にかかれないパイロットの制服姿には、もう痺れちゃう!

ホテルマンの制服には、それぞれのホテルの雰囲気が表れる。
そして、フロントマンの着こなし衣冠では、そのホテルの印象が台無しになることさえある、私には。
ホテルでの最高は、ドアマンの立ち姿。ああ、かっこいい!
ただし、感嘆符がつくには、相当のひとでないとダメだ。正直、最近はそれほどの方にお目にかかることが少ない。せっかくドアマンまでおくホテルで仕事しているなら、そしてドアマンに抜擢されたのなら、プライドもって仕事してよ、って思うこともある。だって「顔」だもの、そこの。

以下、かなり勝手に制服についてを語ってしまう予感がするけれど、どうか適当に流してほしい。

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制服という衣服には、賛否両論あるけれど、ややこしいことは考えずに、私は制服がとても好きだ。
そして「それぞれの個人の個性をなくし統一規格にする」ということは大間違いだ、と思っている。

もちろん、集団を統一させる意味としての制服の一面、も理解はしているけれど、すなわち没個性だとは言い切れない。
逆に、私服でいるよりも、そのひとの「ひととなり」が歴然と表面化するような気がしてさえいる。

ちょっと横道。
今の日本のリクルーターたちの黒一色なスーツ姿や、お受験パパママたちの異様なほどの紺色統一の姿も、見かけ没個性にしつつの、実は面接官の目が「ひととなり」を見つけるのに一役かっているのかな、などと心のなかで独り言。
(さらにもうひとつ。黒スーツ着てお決まりのカバンもっていたら、あるいは、小さめの襟つき紺スーツに小物までしっかり紺一色な姿をしていたら、とりあえずOKとかって安心は禁物。街で、公共交通機関で、その方々の実はのだらしなさ、が目に付くことがよくある。あ~あ、って思っちゃうのも、心のなかでの独り言)

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なぜに制服への思いが強いのか。
それは、私自身が制服を着用していた時間がとても長かったからだと思う。学校時代が12年、正規雇用としてが6年、非正規雇用としては15年、制服あるいはユニフォームを着ていた。

学校時代の制服では、型にはまった服・小物のなかで自分の個性をいかに表現するかを試行錯誤したし、だらしない着方ということが、実はそのひとの内面を反映してもいる、ということを長い制服生活でいつの間にか学んだ。

また、ひとりひとりの生徒は実は外にでたら、その学校の顔になる。
良くも悪くも学校というものを背負って生活する、ことが自然に身についてしまった。
「きちんと制服を着こなす」は「きちんと生きること」「ひととしてきちんとする」。そういうことだ。

正規雇用の制服では、ひとに見られることを非常に意識した。せざるを得なかった。自分のしぐさ、発言、行動がその会社や職場のイメージにつながる。もちろん、それは私が好んで選んだ道。
「ちゃんと背筋を伸ばしていられるだけの仕事をすること」を学んだ。自分をごまかしたら終わりだということだ。

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また、制服を着る・脱ぐという行為は、社会性のON/OFFでもある。

少なくとも私は、いくら制服好きとはいっても、学校から帰って来たときには制服を脱いだし、仕事が終わったら着替えて私服に戻った。
非常にON/OFFが付けやすい。精神的にも多分楽。

(もしかしたら、私には外の顔と内の顔の使い分けがうまかったのかもしれないな、と今ちょっと自分が怖くなった。
どうなんだろうな。。それは謎)

ちなみに夫は、元会社員であったので、制服ではないけれど、制服にほど近いスーツを(いや背広といった方が合ってる)を着て会社に行っていた。
その姿は、家にいるくつろいだ夫とは別人物のように厳しく、凛々しく変貌。
基本紺色に細いストライプの背広(酷似した背広がクローゼットにはいくつもある)が、それはそれはよく似合い、これならどんな商談も十中八九まとまるのでは?と思うほどだった。

夫もまた、行動面においても精神面においてもON/OFFがはっきりあるひとだ。長年の会社生活の賜物なのかもしれない。

(あ、そういう夫のことは怖くないな。。謎)

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堅苦しいことばかり書いてしまった、私。
これでよかったかな?とちょっとよぎったけれど、仕方ない。これが本心だから。

ところで、制服LOVEな性分の最大の欠点は「自由奔放」に弱いこと!

さあ、なんでも自由にしていいのよ~~~、なんて言われたら、少なくとも過去の私は戸惑った。できなくはないけれど、垣根が非常に高い。

いやでもね、自由好きなんです。本質的には、私。
note を始めたのも、そのひとつの結果。
でも面白いことに、私は「あいうえおnote」などという括りを作ってしまった。毎日自由に書いていいのに、括りを作ることで目標と安心を手に入れた。

毎日noteというキツイ括りはだめなのに、「あいうえおnote」という甘い括りは心地よい。
きっと、これが私らしさなのだろうな、と人生初めて理解した。
これはきっと note のお陰だ。

制服好きな私がつくった「あいうえおnote」というレール。
でも、
たまには、一昨日みたいにレールを外れる投稿をして。
たまには、そのときを伝える写真を添えたつぶやきをして。
たまには、句読点のない自由気ままなささやきをして。

それが私の note。
これからも、こんな感じで続けていきたい。

     ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:日本郵船の女性航海士の制服。4本線がキラリ!(ネットからおかりしました)

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