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秋の三句 ⑭【白杯に出さなかった句】


灯台の閃光秋雲を射抜く

ピーヒョロロ湖面を渡るオータムン

奥入瀬よ秋思たらればを飲み込め




灯台の閃光秋雲を射抜く
(とうだいのせんこうあきぐもをいぬく)

竜飛埼灯台のこの光が秋雲を照らし、雲が切れたところは遠くまで。
まるで射抜いているようで。



ピーヒョロロ湖面を渡るオータムン
(ぴーひょろろこめんをわたるおーたむん)

鳶が木々の中から、十和田湖面を飛んで行く。
この日はあまりお天気がよくなく、ちょっとだけ想いふけったり。
autumn には、成熟期・凋落期・初老期の意味もあり。



奥入瀬よ秋思たらればを飲み込め
(おいらせよしゅうしたらればをのみこめ)

奥入瀬渓流の怒涛の流れ。
どうか私の上の句の、秋思たらればを飲み込んでくれぃ!!!
な感じ(笑)


以上三句は「白杯」に応募の句と悩んだ末の句。

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