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商品を購入して、手に入れたものは・・・

 特に欲しいと思うものがありませんでしたが、先日アマゾンとヤフオクである商品を購入しました。どちらも必要な物という訳ではないのですが、なぜかポチっていました。アマゾンで購入したものは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジー35thアニバーサリー・エディションです。4K ULTRA HD規格でリマスタリングされたもので、最高の映像クオリティで映画が記録されているのです。DVDのトリロジー版はすでに持っていて、必要なのかと聞かれれば、返答に困ってしまいます。しかも、UHDの再生環境が我が家にはありません。私は一体、何をやっているのでしょうか。購入したのは失敗だったのでしょうか?いいえ、私の答えはこうです。この選択は自分の理想の第1歩です。この1歩がなければ、映画を楽しむ新しい環境を再構築する機会は、いつまでも私に訪れることはなく、きっと現状に留まり続けることになるでしょう。大切なことは、人生を楽しむために先へ進むためのきっかけだったのです。さあ、未来はどんどん開けてきました。UHDプレーヤーは何にしようか。映像表示は100インチサイズが理想だが、大型液晶モニターにするか、超短焦点プロジェクターにするか・・・。夢が広がります。えっ?お金?そんなもの何とでもなるものです。お金を氣にして「夢」を保留したり、諦めたりするのなら、その程度の夢なのであって、それは人生を楽しむための素晴らしいものではありません。どこか無計画のように思えますが、完全な計画を立てることが必ずしも良いとも限りません。タイミングを失えば、理想は実現しないのです。
 ヤフオクで手に入れた商品は、カセットデッキです。この時代にカセット?そうなのです。だから必要のないものなのです。実はカセットデッキもすでに持っていて、時々、アナログの音を楽しんでいました。今回オークションで購入した商品は、TASCAM122MKⅢという業務用の商品です。noteの過去の記事にも書きましたが、私はアナログメーターが好きなのです。このデッキに付いているメーターは、アナログのVUメーターであり、プロ機材特有のデザインの美しさがあります。民生機とは違った、どこか凛とした佇まいがあるのです。購入することを決めて落札日を待っていましたが、なぜか、落札時刻にやらなければならないことができて、氣づいたときにはオークションが終了していました。時を逃すとは、こういうことなのでしょう。欲していても、もう手に入らないのです。同じ機種の別な商品を探そうともしましたが、残念なことに、心の針の触れるようなものは、どこにもありませんでした。自分が何をしようとも、もうどうすることもできない・・・。改めて、やらなくてはならなかったことを振り返ると、それは、いつでもできたことで重要なことではなかったことに氣づかされます。もう1度、チャンスを・・・と天に願うと、翌日、その商品が再出品されていました。2日後、時を逃さず、無事に落札することができました。うれしさと同時に、幸運は時を知らなければ得られないものなのだと実感しました。
 今回2つの商品を購入しましたが、購入したのは商品だけだったのでしょうか。その購入する過程において、私は大切なことを再確認することができました。それは、夢や希望を与えてくれるものと出会うことで、人生が豊かになるということであり、チャンスを逃すなという、時は待ってはくれないという事実です。大切なものが、物であれ、人であれ、失うことを恐れるくらいなら、失う前に自ら動けということなのでしょう。あなたにとって、1番大切なものは何ですか?それがいつまでも、そこにあると思い込んでいませんか?あなたの目の前から消え去る前に氣づけたら、大切なものを失わずに済むかも知れません。3次元世界にいる限り、私たちは「時空の旅人」なのです。Good Luck!


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