ひとは10代の頃に聴いた曲を一生聴く。
いつか想像してた未来に 僕らちゃんと近づけるように
最近つくづく思う。
何となくしんどい時、頑張らなきゃいけない時、決まって聴くのは10代の頃から聴いていた曲だ。
過ちも傷跡も 途方に暮れべそかいた日も
僕が僕として生きてきた証にして
どうせならこれからはいっそ誰よりも
思い切りヘタクソな夢を描いてゆこう
その曲を聞くたびに、ただガムシャラに頑張っていた頃を思い出して、その頃の自分が励ましてくれるからだ。
夢見ることをやめない 僕らの中のDREAMIN' BLOOD
何度生まれ変わっても 君とここに立とう
特に音楽をよく聞いたのは、試験前の夜だった。
学校から帰って、お風呂に入り、夜ご飯を食べてからリビングのソファで少しの仮眠。
ガラケーのタイマーをスヌーズで何個もかけて、最後のひとつでやっと起きる。
濃いめのインスタントコーヒーに牛乳を入れて、自分の部屋にこもる。
手と手を繋いで Yeah!
いつか話した夢の続きを叶えよう I'll be ready.
夜通しテスト勉強。
合間に友人とメールで進捗報告。
進捗報告と言う名の雑談。
1行、2行のくだらない会話を繰り返した深夜。
更けていく夜、明けていく朝。
少しだけ大人になった気分にもなったりした。
そう 簡単じゃないからこそ 夢はこんなに輝くんだと
そう あの日の君の言葉 今でも胸に抱きしめてるよ
センター前は不安でメールもお互い長文になったりしたな。
ただただ、目指す場所に向かって走って、心が折れかけた時にはそれまで支えてくれた人達へ恩返ししたい気持ちで踏ん張った。
抱えたものの多さに 潰れそうなその時には
思い出して
ずっと繋いできた その手は嘘じゃないから
戻れるはずのない日が愛おしいよ
でも明日も僕たちを待っている
何処へだってまだ行ける
大人になるほど、生きていくために色んなことに諦めたり、ブレーキをかけてしまうこともある。
でも、その曲を聞くたびに、ガムシャラだったあの頃の自分と、その周りのひとたちに会える。
あきれる程真っ直ぐに 走り抜けた季節を
探してまだ 僕は生きてる
間違いだらけのあの日々に 落とした涙と答えを
胸いっぱいにかき集めて もう一度 あの夏空
あの風の向こう側へ
ああなんか、心にささくれが出来てきたな、乾いてきたな、と思う時には、無意識にあの頃の曲を求めている自分がいる。
いつか想像してた未来と 今が少し違っていたって
夢のための涙はまだ消えずに光り続ける
いつか想像してた未来と今が少し違っていたって、多感な10代に聴いた曲は、きっとこれからも私を励まし続ける。そしてまた、頑張ってみようと思える。誰にも奪うことの出来ない、心の宝物である。
果てしなく続く 僕らの道のり
まだ旅の途中じゃないか
つまづいた日々も いつか笑い合える
その時も君と共に
ひとは10代の頃に聴いた曲を、一生聴く。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？